言葉図鑑④ドイツ語の~まで"bis(ビス)"の使い方
日本語で、「6歳から10歳まで子供料金」とあったら、10歳は子供料金ですネ。
では、ドイツ語で、"von 6 bis 10 Jahren(フォン・ゼクス ビス ツェーン・ヤーレン)というとどうなると思いますか?
もう想像できると思いますが、答えは、10歳は子供料金になりません。
一方、定期券などで、「12月1日から12月31日まで有効」に相当する、"gültig vom(グュルティッヒ フォム) 01.12 bis(ビス) 31.12"は、12月31日は有効でしょうか?
答えは、"Ja(ヤー)/ハイ"です。 この場合は12月31日の24時まで有効です。
一体どうしてこういうことが起こるのでしょうか?
ドイツ語の"bis"というのは、点で考えると分かりやすいようです。 英語の"upto"に相当する"bis"は、最大でその(時)点までということになり、10歳を超えたらダメということになるんですね。
10歳を1日でも過ぎたら10歳という時点を超えたと考えるということです。
だから厳密に言えば、10歳の誕生日までなら子供料金でOK!ということになるのでしょうが、これはあまり考えにくいので、普通に考えるなら10歳は含まれないということになります。
"10歳の誕生日をどうとるか"も曖昧で店員さんの気分次第ということになるような気がします。
日本人の感覚だと分かり図来bis(ビス)なので、勘違いをしない様に気を付けて下さいね。
という私たちも、すっかり勘違いしてしまいました。
≪カフェAlexでのメニュー参考例≫
以前行ったスカイラインプラザ内にあるAlex(アレックス)というレストランの朝食でのこと。 年を聞かれた娘が最初間違って「9歳」と答えたら、「じゃぁ子供料金ね」と一度はなったのに、「あっ違った10歳だった。」と言った途端、"Leider(ライダー)/残念だけど..."という言葉と共に大人料金になってしまった経験があります。
それで、この微妙な"BIS(ビス)"のことに気付いた訳です。 てっきり10歳もOKだと思っていたので、「えっ?」と...
いやぁ~、言葉って難しいですネ。 案外スルーしてしまいがちです。
皆様も、メニューにある"BIS"に続く数字に該当する際には、くれぐれもお気を付け下さいね。
年齢だけでなく、重量でも同じことが言えます。
"BIS"20㎏までの配送料 ○○ユーロなんていう時には注意が必要ですよ。
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