フランクフルト郊外にあるB級グルメの隠れた名店:Fritten Toni(フリッテン・トニ)

公開日 : 2017年04月25日
最終更新 :

ドイツを代表するB級グルメと言えば、焼きソーセージ"Bratwurst(ブラートヴルスト)"!

そして、ベルリン発祥の"Curry Wurst(カリー・ヴルスト)"は、今や全国的に人気のメニューです。

日本人コミュニティーではあまり知られていないけど、フランクフルト郊外の町、"Oberursel(オーバーウアゼル)"に、地元の人に大人気のカリー・ヴルストの屋台があります。

その名は、"Fritten Toni(フリッテン・トニ)" 

見た目は掘立小屋ですが、実は、知る人ぞ知るB級グルメの隠れた名店です。

Fritten Tony 1.JPG

親しくしているドイツ人の友人家族から教えてもらった"フリッテン・トニ"ですが、ここのカリー・ヴルストとポメス(フライドポテト)を一度食べたら病み付き、なかなかここのを凌ぐものには出会えません。 本当に美味しいです!

よく家族で「何が違うんだろう?」談義で盛り上がるのですが、やはりかかっているソースが絶品なのと、ソーセージの焼き具合、ポメスの揚げ具合が最高なのだと思います。

では、ここで問題です。

「下の写真のカリー・ヴルスト、AとBでは何が違うのでしょうか?」

カリー・ヴルストA

Fritten Tony 4.JPG

カリー・ヴルストB

Fritten Tony 3.JPG

もうお分かりでしょうか?

Fritten Tony 2.JPG

正解:「ヴルストの種類が違います。」

Aは、オーソドックスな"Bratwurst(ブラートヴルスト)"で豚肉のソーセージです。

一方、Bの方は、フランクフルト地方特有の"Rindswurst(リンツヴルスト)"で、牛肉のソーセージです。

フランクフルトでは、この赤い色の"Rindswurst(リンツヴルスト)"がスタンダード、屋台でも、「赤? 白?」みたいに聞かれるのが常日頃なので、どこでもそうなのかと思いきや、このリンツヴルストはフランクフルト特有のものだったんですネ。

去年一緒にヴァイナハツマルクト(クリスマスマーケット)に行ったデュッセルドルフ在住の友人が、「やっぱりこっちでは赤いソーセージが普通にあるんだね。」というコメントをしたのがきっかけで気付いた私です。

ドイツ在住16年目にも関わらず、この程度ですよ。 というよりも、ドイツはやはり地方色が豊かなので、こういうことが起きるんでしょうね。

そう、カリー・ヴルストの本場、ベルリンではこのリンツヴルストのものは味わえませんので、フランクフルトへお立ち寄りの際には是非、リンツヴルストを試してみて下さい。

旅行者には不便な場所にある、フリッテン・トニですが、わざわざ足を運ぶ価値ありの名店です。

興味があれば、是非一度足を運んでみて下さい。

≪INFORMATION≫

Fritten Toni(フリッテン・トニ)

住所:Frankfurter Landstraße 59, 61440 Oberursel Bommersheim(Taunus)

Tel: 06171/287580

営業時間:月-金 9:00-17:45 / 土:10:00-16:00

最寄駅: U3 Bommersheim または、S5 Oberursel下車徒歩8分

こちらのU3ですが、市内"Hauptwache(ハウプトヴァッフェ)"から1本です。

*2017年4月24日~30日は、工事によりRiedbergからOberursel区間についてバス運行になっていますのでご注意下さい。

電車の路線図はこちら→RMV Schnellbahnplan

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