フランクフルト郊外にあるB級グルメの隠れた名店:Fritten Toni(フリッテン・トニ)
ドイツを代表するB級グルメと言えば、焼きソーセージ"Bratwurst(ブラートヴルスト)"!
そして、ベルリン発祥の"Curry Wurst(カリー・ヴルスト)"は、今や全国的に人気のメニューです。
日本人コミュニティーではあまり知られていないけど、フランクフルト郊外の町、"Oberursel(オーバーウアゼル)"に、地元の人に大人気のカリー・ヴルストの屋台があります。
その名は、"Fritten Toni(フリッテン・トニ)"
見た目は掘立小屋ですが、実は、知る人ぞ知るB級グルメの隠れた名店です。
親しくしているドイツ人の友人家族から教えてもらった"フリッテン・トニ"ですが、ここのカリー・ヴルストとポメス(フライドポテト)を一度食べたら病み付き、なかなかここのを凌ぐものには出会えません。 本当に美味しいです!
よく家族で「何が違うんだろう?」談義で盛り上がるのですが、やはりかかっているソースが絶品なのと、ソーセージの焼き具合、ポメスの揚げ具合が最高なのだと思います。
では、ここで問題です。
「下の写真のカリー・ヴルスト、AとBでは何が違うのでしょうか?」
カリー・ヴルストA
カリー・ヴルストB
もうお分かりでしょうか?
正解:「ヴルストの種類が違います。」
Aは、オーソドックスな"Bratwurst(ブラートヴルスト)"で豚肉のソーセージです。
一方、Bの方は、フランクフルト地方特有の"Rindswurst(リンツヴルスト)"で、牛肉のソーセージです。
フランクフルトでは、この赤い色の"Rindswurst(リンツヴルスト)"がスタンダード、屋台でも、「赤? 白?」みたいに聞かれるのが常日頃なので、どこでもそうなのかと思いきや、このリンツヴルストはフランクフルト特有のものだったんですネ。
去年一緒にヴァイナハツマルクト(クリスマスマーケット)に行ったデュッセルドルフ在住の友人が、「やっぱりこっちでは赤いソーセージが普通にあるんだね。」というコメントをしたのがきっかけで気付いた私です。
ドイツ在住16年目にも関わらず、この程度ですよ。 というよりも、ドイツはやはり地方色が豊かなので、こういうことが起きるんでしょうね。
そう、カリー・ヴルストの本場、ベルリンではこのリンツヴルストのものは味わえませんので、フランクフルトへお立ち寄りの際には是非、リンツヴルストを試してみて下さい。
旅行者には不便な場所にある、フリッテン・トニですが、わざわざ足を運ぶ価値ありの名店です。
興味があれば、是非一度足を運んでみて下さい。
≪INFORMATION≫
Fritten Toni(フリッテン・トニ)
住所:Frankfurter Landstraße 59, 61440 Oberursel Bommersheim(Taunus)
Tel: 06171/287580
営業時間:月-金 9:00-17:45 / 土:10:00-16:00
最寄駅: U3 Bommersheim または、S5 Oberursel下車徒歩8分
こちらのU3ですが、市内"Hauptwache(ハウプトヴァッフェ)"から1本です。
*2017年4月24日~30日は、工事によりRiedbergからOberursel区間についてバス運行になっていますのでご注意下さい。
電車の路線図はこちら→RMV Schnellbahnplan
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