ダルムシュタットで身近に感じるアート"Hundertwasser(フンデルトヴァッサー)"
観光地再発見の旅⑩
皆さんは、オーストリアの有名な建築家"Hundertwasser(フンデルトヴァッサー)"の名前を聞いたことがありますか?
私は、友人が大好きだったことがきっかけで、フンデルトヴァッサーに興味を持つ様になりました。
ドイツには、フンデルトヴァッサーが設計した建築物がいくつかあります。
その中に、私が住むシュタインバッハから気軽に行ける距離に2つ、彼が設計した集合住宅があります。
最も近いのが、ご近所様の"Bad Soden(バート・ゾーデン)"にあるアパートメント、そしてもう1つが、 "Darmstadt(ダルムシュタット)"にある"Waldspirale(ヴァルトシュピラーレ)"と呼ばれる集合住宅です。
ダルムシュタットは、シュタインバッハから約38km、車で約30分程のところにある町です。
フランクフルトからも左程変わらない距離です。
さる日曜日、フラリと家族でドライブがてらアート鑑賞!ということで、ヴァルトシュピラーレへ行ってきました。
ダルムシュタット市のホームページによれば、ヴァルトシュピラーレは1998年から2000年にかけて建築された105世帯(アパート)が集まる集合住宅なのだそうです。
Waldspirale(ヴァルトシュピラーレ)
Wald(ヴァルト)=森
Spirare(シュピラーレ)=螺旋
フンデルトヴァッサーは、「自然界に直線は存在しない!」と言って極度に直線を嫌ったと言うことですが、彼の建築には、とにかく曲線が多用されています。
住所:Waldspirale,64289 Darmstadt
(Friedberger StraßeとBüdinger Straßeが交差するところ)
フンデルトヴァッサーに興味を持ってから色々と調べていて、自然界には無い直線を避け、自然な線を用いて建築物を造った自然を愛した芸術家であるということを知りました。
ダルムシュタットのヴァルトシュピラーレを眺めていると、まさに納得!
さすがに窓自体は直線の枠、いえ、直線なのは、窓の枠くらい、いやそれもさらに自然の線でその窓枠をわざわざ囲っているのが、拘りなのでしょうか?
そんなことを思ったりして、見ていて飽きません。 「面白すぎる...」
自然線と言えば、私は、アパートへのアプローチである階段のこの歪み具合、「何とも良い味を出していて、ホントにステキ♪」と思うのです。
「好きだなぁ~これ」 私にとっては、この階段、まさにツボです。
集合住宅ですから、生活感あふれる場所ももちろんあります。
例えば、こちらは、地下駐車場への入口。
こんなに生活感あふれる場なのに、何だかお洒落なのですよ。
こちらは、中庭の風景。
良くある子供の遊び場が見えますネ。 滑り台やら砂場があるのを見ると、まさにアパートなんだなぁ~と実感します。
こんな場所に住むってどんな感じなんでしょうね。 家の中も見てみたいものですネ。
外から眺めているだけでもワクワクするフンデルトヴァッサーの世界、是非皆様も体感してみて下さい。
実は、フンデルトヴァッサーが設計した建築物、日本にもあるんですよネ。
興味があれば是非、足を運んでみて下さい。
私も、これからも、フンデルトヴァッサーの世界を色々と体感しに行こうと思っています。
《参考資料》
Darmstadt official Website: "Waldspirale"(https://www.darmstadt.de/darmstadt-erleben/sehenswuerdigkeiten/waldspirale/)
Hundertwasser official Website:http://www.hundertwasser.at/index_en.php
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