ベルリンを歩くPart2:ハッケシャー・マルクト駅周辺をブラリ歩けば...

公開日 : 2018年01月18日
最終更新 :

観光地再発見の旅⑬-3

今回のベルリンの旅では、大きな水槽のあるラディソン ブル ホテル ベルリン"Radison Blu Hotel Berlin"に4泊5日の滞在でした。

このホテルは、旧東側ミッテ地区にあり、"Alexander Platz(アレクサンダー・プラッツ)駅や"Hackescher Markt(ハッケシャー・マルクト)"駅にほど近いロケーションにあり、おかげでハッケシャーマルクト駅周辺をブラブラと良く歩き回った今回の旅です。

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ハッケシャーマルクト駅、実はこんなに美しい駅なんです。

後ろにテレビ塔が見えますネ。 とても雰囲気のあるステキな駅で一見の価値アリです。

DDRのシンボル皆が愛するアンぺルマン

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ベルリンを歩く際、旧西側なのか旧東側なのかを簡単に見分ける方法は、信号です。

旧東ドイツ、ドイツ民主共和国DDR=" Deutsche Demokratische Republik(ドイチェ・デモクラティッシェ・レプブリック)"の信号は、愛らしい子供がモチーフの信号です。

あまりにも有名なDDRの信号、皆様もご存知の通りアンぺルマン"Ampelmann"の愛称で親しまれています。

最近では、新しい信号機にこのアンぺルマンを起用するところも多く、シュタインバッハのお隣の町オーバーウアゼルにもアンぺルマンの信号機があるくらいです。

あまりに普通になると希少価値が下がるのでは?と心配になる程です。

上の写真は、ハッケシャー・ホーフ前の信号です。 珍しく黄色の信号があり、この黄色信号が他の2つに比べて一回り大きい。 歩行者が多いので注意を惹くためなのでしょうか?

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(こぼれ話)

シャルロッテン通り"Charlottenstraße(シャルロッテン・シュトラーセ)"を歩いていて工事中のため設けられた臨時の信号に注目!

一時的に設置された信号にもかかわらず、こんな臨時信号もベルリンではアンぺルマンでした。

当たり前と言えば当たり前なのかもしれませんが、ちょっぴりビックリ。

ハッケシャーマルクト駅周辺とユダヤ人街の痕跡

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ホテル周辺の通りを、ベルリン大聖堂とは逆の方へ歩いて行くと"Alexander Platz(アレクサンダー・プラッツ)駅や"Hackescher Markt(ハッケシャー・マルクト)"駅へ向かいます。

クリスマスの時期だったので、クリスマスのイルミネーションも美しい通りの数々。

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今急激に変化を遂げているベルリンミッテ地区、イルミネーションで賑やかなハッケシャーマルクト駅からハッケシャー・ホーフ周辺を歩いていると、時折『つまずきの石』"Stolpersteine (シュトルパーシュタイン)"に出会います。

『つまずきの石』については、ケルン特派員のタンジ・ユカリさんが詳しく紹介されていますので、そちらを是非一読下さい。

(ケルン特派員タンジ・ユカリさんの記事:No. 11 過去を振りかえさせる躓き石)

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ハッケシャー・ホーフについて知りたくて、オフィシャルサイトを読んでいくと、実は、ハッケシャーマルクト駅周辺は、ベルリンのユダヤ人街の歴史と大きく関わっていたことが分かります。

この辺は、ベルリンのユダヤ人街だったのですね。 ですから、必然的に多くのユダヤ人が住んでいた訳です。

『つまずきの石』を通して、この周辺から強制連行され各収容所へと送られた多くのユダヤ人の痕跡を垣間見ることになります。

歴史の教科書やテレビや本で見聞きする過去の恐ろしい史実、「実際にここにこういうユダヤ人の家族が住んでいて、収容所へ送られたのだ」と知るだけで、現実感の伴う恐ろしい事件に変わるから不思議です。 『つまずきの石』プロジェクトの意義を感じました。

ハッケシャーマルクト駅のナイトライフ

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最初の写真でご覧いただいた美しい昼のハッケシャーマルクト駅ですが、夜の顔もまた別の魅力があります。

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この界隈には、駅周辺だけでも様々な飲食店があります。 駅の目の前にはイタリアンやアイリッシュパブなんかがあってナイトライフも楽しめます。

初日、赤の市庁舎前ヴァイナハツマルクトで遊んだ後、ハッケシャーマルクト駅前のイタリアンでディナーをしました。

前回訪れた際にとても美味しかったイメージがあって再来店。

今回は、マルクトで色々とつまみ食いをしてしまったこともあってか、今一な感じでちょっぴり残念。

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翌日、駅前のアイリッシュパブでショッピングの後一杯ギネスを飲んで帰りました。ドイツではこういう場に子供連れで入ることはあまり宜しくないのですが(つまり、周りのドイツ人は子供を連れていない)、真っ暗だけどまだ19時過ぎ、なので「1杯だけ」と、子連れでギネスを頂きました。

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せっかくですから、アイリッシュパブの昼間の顔も載せておきます。

1900年第前半黄金時代当時のオリジナルを残した天井と窓をもつハッケシャー・ホーフのレストランで、ワインと食事を楽しむというのも良いかも...と思う私です。

《INFORMATION》

Kilkenny Irish Pub

住所:Sバーン Hackescher Markt駅前/Am Zwirngraben 17-20, 10178 Berlin-Mitte

営業時間:月~木 12:00~/金~日 10:00~

最寄駅:

地下鉄Uバーン / U8 "Weinmeisterstraße(ヴァイマールシュトラーセ)"駅下車

Sバーン / S5, S7, S75 "Hackescher Markt(ハッケッシャー・マルクト) "駅下車

トラム/ M1, M2, M4, M5, M6"Hackescher Markt(ハッケッシャー・マルクト) "駅下車

夜専用バスNachtbus(ナハトブス)/ N2, N5, N8, N40, N42, N65

Website: https://www.kilkenny-pub.de/ (ドイツ語)

Radisson Blu Hotel, Berlin

住所:Karl-Liebknecht-Strasse 3, D-10178 Berlin, Germany

Tel: +49 (0)30 23828 0

ホテルの詳細レポートについては、ニュース&レポートでより詳しく紹介していますので、合せてそちらもご覧下さい。ドイツの大晦日Silvesterの過ごし方:ドイツで年越しするならベルリンがおススメ!

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