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ドイツ/シュタインバッハ特派員ブログ 増井 尚美

ドイツ・シュタインバッハ特派員が現地からヨーロッパ地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

2018年5月29日

DIY初級者の実体験レポ:ドイツでキッチンリフォーム


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DIY初級者の実体験レポ:ドイツでキッチンリフォーム

現在の様なシステムキッチンは、オーストリアの女性建築家が生み出したフランクフルトキッチン"Frankfurter Küche(フランクフルター・キュッヒェ)"が原型なのだとか。 狭いキッチンでも効率よく動けるようにと考え出されたもので、何とも合理的なドイツらしい発想から生まれたキッチンだと納得です。
Kueche_neu.JPG

ドイツ暮らしも17年になりますが、当初からドイツのキッチンに憧れを持っていました。 ドイツの家具屋さんには、本当にステキなキッチンがたくさん並んでいて魅力的なんですよ、これが。 
「いつかこんなステキなキッチンにしたいなぁ~」と夢見る日々。
そして、やっとその夢が叶う日がやってきたのです。

ドイツのキッチンリフォーム

ドイツでは、システムキッチンを買ったら、全てその業者がリフォームを手がけてくれる訳ではありません。
もちろん、予算に糸目をつけないのであれば、そういう選択肢も可能なのかもしれませんが、一般的には、大型家具チェーン店などで、キッチンを買うと、業者はデリバリーと設置(有料)だけ、デリバリーまでに、自分たちでキッチンが設置できる状態にしておかなければなりません。

これが、日本人の私たちにはハードルが高く、なかなかキッチンリフォームに踏み切れなかった大きな理由です。
近しい南アの友人が家を買い自分たちでリフォームをしたので、その手伝いで身近に色々と体験したり、友人にアドバイスをもらったり一緒に作業をしてもらったりと、そんなこんなで、今回やっと実現したのでした。
DIY初級者の私たちがいきなりドイツでキッチンリフォーム!?という、なかなか日本では体験できない貴重な経験をしたのでその実体験レポートをお届けします。


キッチンリフォームはこんな手順で進む!

1. 大型家具チェーン店やキッチン専門店でどんなキッチンにするかを決定
ドイツやイタリアなど各メーカーのキッチンがディスプレイされているのでその中から好みのキッチンを選択。 私たちは今回、ドイツのキッチンメーカーNolte(ノルテ)のものに決定!
Kueche 1.JPG

2. キッチンデザインの作成
私たちが利用したのは、近所の大型家具チェーン店。 実際のデザインを決めるためアポをとり、キッチンデザイン図を作成します。 
「オーブンは高い位置に、アポテケシュランクを入れたい、角に回転式の鍋収納棚を...」と要望を出し、持参した家のキッチン間取り図を基にモニターに作られたキッチン設計図を見ながら1つずつデザインを決めて行きます。 お店の人が上手に設計図に合せてパーツを組み合わせて行ってくれます。
キッチンに入れる電気製品、オーブン、食洗機、調理器、換気扇はどこのメーカーのどれにするかも全て決定。

3. 契約書にサインをして初めてオーダー
ドイツは家具もそうですが、オーダーから3・4週間くらい待つのが当たり前です。 私たちの場合、3月中旬くらいのオーダーで5月初めがキッチン搬入日でした。

4. 専門業者が実寸測定。
調理器の前の壁には、乳白色のガラスを入れることにしたのですが、コンセントの部分を切り抜くための採寸を自分たちでするか、業者に頼むかと聞かれ業者に採寸をお願いしました。 やはり専門の人に来てもらって良かった。「回転式の鍋収納棚はこのままだと水回りのパイプを傷つける恐れがある。」ということと、「冷蔵庫のドアが手摺りに当たる可能性がある」という診断でしたから。 再度デザインの練り直しをして修正版が完成。

5. 冷蔵庫購入。
ドイツのキッチン、冷蔵庫もシステムキッチンに組み込まれているのがスタンダードです。
システムキッチンと同様の化粧版をドアに張り付けてキッチンの1部になっているタイプです。 前のキッチンもこのタイプだったのですが、古かったせいか、扉がきっちり閉まらなかったり、水がたまったりと不満な点が多かったので、絶対独立型にすると決めていました。
キッチンリフォームプロジェクトの最大の重要ポイントが、日本の様に冷蔵庫は独立型で...というものでした。
できれば、日本製の冷蔵庫が欲しかったのですが、現在日系の家電メーカーはドイツでは冷蔵庫を販売しておらず、検討の結果Bosch(ボッシュ)に決定。

6. キッチン搬入前準備
調理器前の壁のタイルを剥がし、モルタルを塗り直して平らに。
Kueche 6.jpg

古いキッチンの取り外し。
キッチンが無いと困るので、水回りコンロ部分、冷蔵庫は最後まで残しておきました。
Kueche 7.JPG

汚れを落とし、ペンキで塗り直し。
Kueche 8.JPG

7. 冷蔵庫の搬入とキッチン設置
冷蔵庫は前もって搬入。 古い冷蔵庫は新しいものと引き換えに業者で引き取りをしてくれました。 別の全ての電気製品も引き取ってくれないかと交渉してみましたが、ダメでした。
キッチンの設置には2日間を要しましたが、実際にはほとんどの作業が1日目で完了、2日目は半日で作業完了。

8. 粗大ごみ集荷の前日に全て道路へ。
シュタインバッハは定期的に粗大ごみの収集をしており、大きなものも回収日前日までに道路へ出して置くと回収して行ってくれます。
少々大きすぎるものもあったので心配でしたが、翌日ちゃんときれいになっていたので無事回収された模様。
それよりもビックリしたのは、大きなものを運んでいた主人を見つけた回収屋さんが、「鉄のものは無いか?」と言って、食洗機、冷蔵庫、調理器などの電気製品全てを庭から運び出して持って行ったことです。
通常、これらの電気製品は別途連絡を入れて持って行ってもらうことになっているのですが、アポの必要は無かった様です。
粗大ゴミ回収日前日に、トラック何台もで周辺を周って使えるものを持って行く人たちが居るのは知っていたのですが、まさかこんな壊れたものまで持って行くとは思っていなかったのでビックリでした。

こうしてやっと出来上がったキッチンが最初の写真です。
Kueche 9.jpg

実は、ソケット部分の採寸を再度したいということでフロント部分のガラスがまだ付いておらず、さらに照明も変えたいと思っているので、まだ未完成。 ブラインドも取り付け予定。

ご覧の通り、ドイツ人のキッチンカウンターの様にスッキリしておらず、まだまだ理想のキッチンには程遠い状態です。

それでも今回のリフォームでは、かなりの冒険をしています。
前からやってみたかった黒カラーのインテリア、今回悩んだ挙句黒いキッチンに白のカウンターという選択をしました。 それに、黒に青のカラーを前からやってみたかったので、思い切ってフロント部分は濃い目のブルーでペイントしてみました。 ここに乳白色のガラスが来るのでどんなイメージなるか最終版が楽しみです。

最終的な形にはまだなっていないキッチンですが、漸く一大プロジェクトの1つがほぼほぼ終わりました。
これから、ドイツ人の様なスッキリ整った美しいキッチンを目指して行きたいと思います。

そんな様子もおいおいお伝えできたらなぁ~と思っています。

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カテゴリー 生活・習慣・マナー
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      シュタインバッハ特派員
      増井 尚美
      ヨーロッパの街並みや文化、歴史が大好きで、「ヨーロッパに住んでみたい!」と、ずっとヨーロッパ生活に憧れていました。念願かなってドイツに就職先が見つかり、2001年の9月に渡独、そこから私のドイツ生活が始まりました。現在は、“家庭と仕事の両立”を目指し日々奮闘中です。そんなドイツ生活の中から、色々な旬の情報を発信できたらと思っています。 DISQUS ID @disqus_gT480tjXAD

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