2011年ストックホルム3大ニュース
今年のクリスマスは、大変暖かく気温が10度前後にまで上がったストックホルムです。ホワイトクリスマスにはなりませんでしたが、ここ数年雪がたくさん降り、それによって大変な被害をうけてきただけに、今年の暖冬はどちらかというと肯定的な意見を聞きました。
クリスマスが終わると、セールの時期の到来です。半額セールなどたくさん行われています。これらのセールは最終セールが行われる1月の終わりくらいまで続きますので、ぜひ、のぞいてみてください。
さて、本題のほうに入ります!
今月のお題は
2011年ストックホルム3大ニュース
です。
いろいろ悩んだんですが、こちらに決定です。
第3位
スルッセン(Slussen)の再開発案が決定したこと
オールドタウンとソーデルマルムという島の間にあるのが、スルッセンです。ストックホルムの中心ですよね。このスルッセンの老朽化が進んでいて、再開発を行うことをもう何十年も話し合ってきました。調査に調査を重ね、それにかかったお金もすごいのです。いろんな案があって、なかなかこれというのに決まらずにいました。が、2011年の年の瀬にやっと再開発案がきまりました。この案に関しては、デモンストレーションも起きたほどで、ストックホルムを騒がしました。以下のサイトから、その案の模型図などをみることができます。
第2位
ビクトリア皇太女ご懐妊
やはり、王室関係のニュースははずせません。ストックホルム中心には王宮があり、郊外には皇太女ご夫妻が住むお城もありますし、多くの王室関係のお城があります。ストックホルムとスウェーデン王室はきってもきれない関係です。そのビクトリア皇太女が妊娠され、おそらく来年の2月末ごろには赤ちゃんが生まれるといわれています。うわさでは、双子の可能性もあるとか。大変楽しみです。
堂々の第1位にはこちらのニュースを選びました。
ストックホルム生まれの詩人、トーマス・トランストロンメル(Tomas Tranströmer)
ノーベル文学賞受賞
ストックホルムで生まれて育った、トランストロンメル氏は、生粋のストックホルム人であり、高校は、ソーデルラテンと呼ばれる歴史ある高校を出て、大学はストックホルム大学。すんでいたのもソーデルマルメの中心地。ここまでストックホルムにゆえんの深い人がノーベル賞を取ったとなると、騒がれるのも当然です。今年のストッ
クホルムの最も大きなニュースでしょう。
・・・番外編・・・
2011年、ストックホルムのそんなに重要じゃないけど、知っておきたい3つのニュース!!!
1.2011年4月15日から17日、ダライ・ラマがストックホルム訪問!
ダライ・ラマがストックホルムを訪問するのは、10回目とのこと。なかなかあることではないし、話題になりました。
2.2011年8月13日 スウェーデンで初めて商業目的の民放のトーク中心のラジオ放送がストックホルムで始まる!
これまでスウェーデンには、音楽中心のラジオ放送は民放であったが、トーク中心で政治問題などを含めた内容を放送している民放ラジオは存在しなかったのです。(国営のラジオではあります。)禁断とされていたトーク中心の番組がストックホルムで流されるようになって半年。私もよく聞くラジオになりました。民放だけあって、政治や社会問題など、きわどいところにも食い込んでいて大変面白いと思います。現在では、ウプサラとヤーブレと呼ばれる町でも聞けますが、その他の地域の方は、インターネットを通じて聞くことができます。サイトはこちらです。
さあ、ちょっとしたストックホルムのニュース2011年を飾る最後のニュースはこちら。
3.2011年11月5日、フレドリック・レインフェルド首相の息子が事件に巻き込まれる!
16歳になる首相の息子は、ストックホルム郊外であったパーテイーに参加し、そこから夜遅くになって友人たちとストックホルム市内へ繰り出したようです。襲ったのは、同年代の若者の集団で、付回していたような感じで、最終的にストックホルムの中心街、高級なお店やバーが集まるStureplan(スチューレ・プラーン)近くの通りで殴り倒し、瓶で殴ったり、数人で頭を踏みつけたりして暴行したようです。首相の息子が襲われたのは今回は初めてではなく、彼もショックを受けていた模様。この事件が特に大きく取り上げられたということではないのですが、大きく取り上げられないのもまた、スウェーデンという感じではありました。
ということで、2011年の大きなニュースとちょっとしたニュースをストックホルムからお届けしました。
来年はどんな年になるのでしょうか。いいニュースの多い年になるといいなあと思っています。
今年も残り数日となりました。来年もたくさんストックホルムの情報を更新していきたいと思いますのでよろしくお願いします。
それでは、よいお年をお迎えください。
Gott nytt år!(ゴット ニット オール!:あけましておめでとう)
(12月のお題"2011年3大ニュース")
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。