今週はノーベル賞週間!

公開日 : 2011年12月06日
最終更新 :

 今日は、気温がマイナスに下がり、ぐっと冷え込みを感じているストックホルムです。明日は雪が降るかもしれないとのこと、ちょっとわくわくしてしまいます。

 今週は、ノーベル賞週間です。って、そんな週間があるわけではないのですが、毎年12月10日がノーベル賞の授賞式で、その前にさまざまなイベントが行われるため、ノーベル賞週間とよばれます。今日はすべての受賞者が集まり、スウェーデン国王ほかの王族たちとともに、オープニングのセレモ二ーが行われました。

 そこで、今年のノーベル賞週間のイベントを紹介したいと思います。

12月6日 火曜日 

ノーベル、ノーベル財団の歴史などについて、歴史研究家Gustav Källstrandとノーベル博物館のPeter Zanderが話をします。場所は、ノーベル博物館で18時から。席に限りがあり、要予約。予約はこちらのメールから。bokning@nobelmuseum.se 入場料が80krかかります。

12月7日 水曜日

ノーベル生理学医学賞受賞者による講演会が、13時からカロリン須加研究所のノーベルフォーラムで行われます。入場無料です。

今年の受賞者は3名。ブルース・ボイトラ―氏とジュール・ホフマン氏は自然免疫の活性化に関する研究、ラルフ・スタインマン氏は、獲得免疫における樹状細胞の役割の解明により受賞されました。

12月8日 木曜日

ノーベル物理学賞、化学賞、経済学賞受賞者による講演会が行われます。こちらは、9時からストックホルム大学にて行われ、入場無料です。

ノーベル物理学賞受賞者は3名。ソール・パールマッター氏、ブライアン・P・シュミット氏、アダム・G・リース氏が、遠方の超新星の観測を通した宇宙の加速膨張の発見により受賞されました。

ノーベル化学賞の受賞者は、ダン・シュヒトマン氏の準結晶の発見でした。

ノーベル経済学賞の受賞者は、トーマス・サージェント氏とクリストファー・シムズ氏で、金融政策と景気の因果関係を分析する計量モデルの開発などにより受賞されました。

この日はもうひとつ大きなイベントが行われます。それは、こちら。。。

ノーベル賞コンサート

このコンサートは第7回目になるそうで、ストックホルムのコンサートホールとの共同で行われるコンサートです。今年のメインは、アメリカのバイオリニスト、Joshua Bellによるソロ。夜19時開演で、入場料は、なんと1000krほど。休憩時間にシャンパンがつくそうです。少しチケットがあまっているようですので、興味のある方は、こちらをクリックしてコンサートホールのホームページへどうぞ。

このほか、ノーベル賞の受賞者たちは、グランドホテルに泊まっているので、そのあたりを少しうろうろするとお目に受賞者の方たちをおみかけすることができるかもしれません。

ノーベル賞授賞式の12月10日だけではなく、ストックホルムならではで、今週1週間ノーベル賞を満喫してみてはいかがでしょうか。

最後に、今年のノーベル文学賞を受賞したのは、スウェーデン、ストックホルム出身のトーマス・トランストロンメル氏です。こちらでは、大きく取り上げられ、その受賞の喜びが感じられます。トーマス・トランストロンメル氏は、詩人であり、日本の俳句にも興味を持たれ、多くのものを書かれています。

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