アクティブなスウェーデンの冬の過ごし方

公開日 : 2021年01月24日
最終更新 :
筆者 : たってぃ
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ストックホルムでは、先週マイナス10度近くになり今季で最も寒い期間となりました。また雪もたくさん降り、雪がほぼなかった昨冬に比べて冬らしい冬となりました。今週は一転、0度を上回る気温となり、雪がほぼ解けてしまいました。

そんな冬のスウェーデンでの過ごし方は、とにかく「外に出ること」です。寒いからと家の中に閉じこもるのではなく、外へ出てアクティブに過ごすことがおすすめです。雪が降ろうと、道が凍結しようと、防寒対策をばっちりしてウオーキングやランニングをしたり、サイクリングを楽しむ人をよく見ます。

雪が積もれば、森の中などでスキーができます。日本ではアルペンスキーがポピュラーですが、スウェーデンでは後ろかかとを固定しないクロスカントリースキーが主流です。

また湖が凍れば、スキーはもちろんのこと、スケートができるようになります。

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そして分厚い氷を割って釣りを楽しむ人の姿も。

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またたとえ冬でも関係なく外でBBQを楽しんだりもします。

写真はpinnbröd(ピンブレード)といって、スウェーデン語で「枝」を意味するpinne(ピンネ)にパン生地を巻きつけてグリルした食べ物です。枝は森に落ちているものを拾います。パンが焼けたら、バターやジャムとともにいただきます。飲み物はやはりコーヒーや紅茶が欠かせません。

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ちなみにスウェーデンの冬ですが、湿気がないぶん、日本よりも気温が低くても暖かく感じるかもしれません。ズボンの下にタイツを1枚、そしてヒートテック1枚にトレーナーやセーターを着込んで、防風ジャケットを羽織れば、マイナス3度ぐらいまでは大丈夫かと思います。そしてマフラーと手袋、ニット帽があれば防寒対策はばっちりです。そして屋内はどこも暖かいので、着脱のしやすい恰好がおすすめです。

靴については、やはりブーツなどできる限り寒さを感じさせない、また滑りにくいものが好まれます。ただ除雪もしっかり歩道までしてくれるので、雪が降ろうと、凍結しようとスニーカーで歩いている人、特に若者を多々見るのがスウェーデンです。

マイナス5度を超えると寒さの感じ方が少し変わり、マイナス15度を超えてくると顔が痛くなってきます。呼吸が苦しく感じることも。ただ、気温が下がるほど空気も澄んできて、空も美しいグラデーションを見せてくれます。雪もきらきらと降り、結晶がそのまま落ちてきているかのようで、道一面が輝いています。空気が乾燥しているぶん、べちゃべちゃ雪ではなく、さらさらとした雪であるのもいいポイントです。

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そんなスウェーデンの冬が僕は好きです。新型コロナが落ち着いたら、ぜひ皆さんにも体験してほしいスウェーデンの冬です。

筆者

スウェーデン特派員

たってぃ

2017年スウェーデンに移住。皆さんに読み込んでいただけるようなブログを目指してストックホルムの旬や”瞬”をお届けしていきます。

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