ストックホルムでスウェーデン家庭料理を味わうなら、カモメ......ではなくペリカンへ

公開日 : 2021年05月25日
最終更新 :
筆者 : たってぃ
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スウェーデン語で家庭料理は「husmanskost」(フースマンスコスト)。この言葉でレストラン検索をすると、いろいろな店が出てきます。中でもおすすめなのが、Restaurant Pelikan(レストラン ペリカン)です。お隣の国フィンランド・ヘルシンキには有名なカモメ食堂がありますが、ストックホルムでは、鳥は鳥でも、このペリカンが有名です。

セントラル駅からは地下鉄グリーンライン17/18/19番線で「Skanstull」下車後、徒歩4分程度で到着します。「Restaurant PELIKAN」の看板が目印です。

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外観はいたってシンプルながら、中に入ると大きな広間があります。45卓135席の食堂は、長い歴史を物語る天井画や壁画で囲まれています。アメリカンダイナーのような間取りは、レトロな雰囲気を醸し出しています。

17世紀から続く伝統料理のレシピは、幾度の移転を経ながら1904年に現在の場所へとやってきて、1969年からRestaurant Pelikanという名の下、現在までしっかりと受け継がれています。

サーモン、豚肉、そしてトナカイ肉を使ったメイン料理などが数多く並ぶなか、人気のメニューは何か、スタッフに聞いたところ、返ってきた言葉は「Köttbullar」(シェットブッラル)。そうです、スウェーデン料理といえばのミートボールです。そしてメニューには「Pelikans」(ペリカンの)と書いてあり、レストランオリジナルのミートボールが食べられるということで、さらに人気なのかもしれません。

そんなミートボールを注文して、パンを食べながら待っていると、ミートボールがやってきました。

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ゴルフボールサイズのミートボールが4つ、付け合わせとして生のリンゴンベリーときゅうりの酢漬け、さらに別皿でたっぷりのポテトムースが提供されました。ジューシーなミートボール、甘めに味つけされているクリームソースに、甘酸っぱいリンゴンベリーがよく合います。ミートボールは中身が詰まっています。

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クリームソースが濃厚でとりわけおいしいので、パンにつけて食べてもいいです。見た目とは裏腹に、ボリュームのあるミートボールと、濃厚なポテトムースであっという間におなかがいっぱいになりました。

スタッフは親切で愉快です。アレルギー対応はもちろんのこと、ソフトドリンクからアルコール類まで豊富な飲み物もあり、食事に合った飲み物を教えてくれたりします。

ミートボールはボリューミーながら、198kr(約2600円)と、このレストランのメニューの中では良心的な値段で、コストパフォーマンスがとてもいい、おすすめできる一品です。ストックホルム旅行が叶った際には、ぜひここPelikanでスウェーデン家庭料理に舌鼓を打って、すてきな時間を過ごしてください。

Restaurant Pelikan(レストラン ペリカン)

・住所: Blekingegatan 40, 11662 Stockholm

・連絡先: +46 8 556 090 90/info@pelikan.se

・営業時間: 11:30~20:00(月~日)

・最寄りの駅: 地下鉄グリーンライン17/18/19番線「Skanstull」

筆者

スウェーデン特派員

たってぃ

2017年スウェーデンに移住。皆さんに読み込んでいただけるようなブログを目指してストックホルムの旬や”瞬”をお届けしていきます。

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