ストックホルムの陸上競技場で初開催の野外映画祭へ
先週13日から15日の間、前回の記事にも登場した陸上競技場Stadionで野外映画祭が初めて開催されました。
今年のテーマは「音楽」ということで、上映されたのは13日が『ラ・ラ・ランド』、14日が『シュガーマン 奇跡に愛された男』、15日が『アリー/スター誕生』です。
この野外映画祭は、ストックホルムフィルムフェスティバルが毎年開催している夏の風物詩、大スクリーンで映画を無料で楽しめるイベントです。これまでは別会場の公園で実施していましたが、新型コロナの影響による昨年の中止を挟んで、今年は別会場での再開となりました。また、移動型スクリーンに替わって、今回は陸上競技場に設置されているLEDスクリーンを利用しての実施でした。
トラック上には2m四方の枠がおよそ1m間隔であり、そこにレジャーシートを敷いたり、陸上競技場の観客席から鑑賞できたりと、自分たちの気に入った場所で映画を楽しむことができました。会場ではスナックや飲み物も販売していましたが、持ち込み自由であり、多くの方がフードデリバリーサービスを利用し、会場で夕飯を受け取っていました。
映画が始まる前にはDJによるパフォーマンスやアーティストによる生ライブもありました。
当日は不安定な天候で、時折雨が強く降ったり、風が吹いていたりと肌寒かったですが、それでも隔日1000人前後の来場者が各々Stadionでの時間を満喫していました。
このイベントにはボランティアとして参加しましたが、たとえ動画配信サービスなどで自宅で見ることができる映画であったとしても、大画面で、さらには屋外で観ると、また違った雰囲気を味わうことができると実感しました。
今週は、自動車や自転車で乗り入れできるドライブイン映画祭を別会場で実施しています。また、11月にはストックホルム国際映画祭が開催されます。
これから気候の変化と相まって、どんどん文化の秋に深まっていくストックホルムです。
筆者
スウェーデン特派員
たってぃ
2017年スウェーデンに移住。皆さんに読み込んでいただけるようなブログを目指してストックホルムの旬や”瞬”をお届けしていきます。
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