フランス映画先行上演会【JEANNE】CINEMA STAR

公開日 : 2019年09月10日
最終更新 :
筆者 : Coquelicots

皆さんこんにちは。フランス、アルザス在住Coquelicotsです。

CINECOOLと言って、映画館に4,5€で観られるイベントが季節ごとに開催されるのですが、

8月末にはそれに合わせてフランス映画先行上映会週間があり、幾つかフランス映画を観てきました。

その映画のご紹介を今月はしていきたいと思います。

まずはこちら

BRUNO DUMON監督作品

『Jeanne』

カンヌ映画祭のある視点部門に出品された作品。

ジャンヌダルクの戦いの後から死までを描いた作品で、アート系で象徴的な作品だでした。

DUMONT監督は既にジャンヌダルクの幼少期から戦に出るまでの作品を以前制作しており、

今回はジャンヌダルクが戦から帰って来てからの作品を制作されていますが、この映画が象徴的である理由の一つに

主役のジャンヌダルクは火あぶりの刑にされる時、実年齢は19歳だったのですが、10歳の少女を起用。

ジャンヌダルクを取り上げた作品は多くありますが、通常は実年齢よりもずっと上の役者さんを起用するケースが多い中

この作品は10歳の女の子にジャンヌダルクを演じさせるという、ちょっと変わった作品です。

フランスのこういった先行上映会ではまず監督の挨拶があり

映画を観ている間に食事に行っているようです。

私はインデペンド映画館に行くようにしているのですが、質疑応答も和やかで

監督の方とも質疑応答で色んな話が聞けて楽しいイベントです。

シネコンなどでもこういうイベントは開催されていますが、監督さんとの距離も遠く

こういったインデペンデント映画館の方がお勧めです。

キャステイングについてですが、なかなか良い主役の役者さんが見つからす、

主役の女の子はお姉さんのオーデイションに一緒に来ており、そこで彼女に決まったそうです。

象徴的と言うのは、19歳のジャンヌダルクは、心の中は少女のままだったのではないか、という観点や

映画の後は質疑応答が始まります

前回のジャンヌダルクを題材とした映画では、ジャンヌの幼少期を描いてものであったこともあり、

今回このキャステイングにしたそう。

けれどこのジャンヌもまた可愛らしく、そして凛として、10歳には思えない貫禄もあり、とにかく

見ごたえありです。

監督曰く、低予算の映画で、他の演者も役者として素人の方が多く、大学の先生なども参加しているとのこと。

また、ジャンヌダルクが本来ルーアン(ROUEN)が舞台なのですが、シーンで使用されたのはアミアンの大聖堂。

こちらの大聖堂も圧巻です。なぜここだったのかというのも、予算の関係だそうで、こういう映画を撮るとき

最近では地方団体などが協力してくれるケースも多く観られます。

観光誘致に繋がるということにも関係しているのかも、しれません。そういう意味で、協力してくれた地方がこのアミアンだった、というこだそうです。

【JEANN】

フランス公開 9月11日~

上映時間 124分

筆者

フランス特派員

Coquelicots

アルザス地方のカフェ巡りとワイナリー巡りが好きで、アルザスワインPRの仕事をしつつ、アルザスの魅力をお届けできればと思っています。

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