すべて閉鎖から2ヵ月経った蘇州・一般市民の現在の生活

公開日 : 2020年03月23日
最終更新 :

ニーハオ! 蘇州特派員もりもりんです。

すっかり日本では報道されなくなった中国の現在の生活のようすをお伝えします。なお私が住む蘇州地域の話ですので、規制などが中国のほかの地域とは異なる場合があります。

新型コロナウイルス感染者数ゼロが続く蘇州

蘇州では在住者の新型コロナウイルス感染者数がゼロの日が続いています(ただ先日、海外から帰国した蘇州在住者1名の感染がわかりました。)。1月末から全面的に閉鎖されていた商業施設や公園、園林、ジム、医療機関などが再開されています。一方、学校、映画館は未だ閉鎖されています(公立の学校はオンライン授業が行われています。)。天気の良い日は公園など、風通しのよい屋外で余暇を楽しむ人の姿が多く見られます。

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しかし依然新型コロナウイルス感染は終息していないため、例年よりは外出する人は少なめです。

マスクは依然必須

どこへ行くにもマスクの着用が必要です。中国では未だバスに乗るにも、商業施設に入るにも、マスクを付けていない人は入ることができません。路線バスでは入口に「マスクを着用していない方の乗車お断り」というプラカードが掛けられています。

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屋外でも基本的に全員マスクを付けています。

現金より電子マネー

とある銀行のATMでは、「現金は消毒が必要のため、児童循環システムのあるATMでは預け入れしかできない」という張り紙がされていました(一部の銀行・支店のみ)。

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また市中の商店でも、現金を介した接触を避けるため、電子マネーでの支払いしか受け付けていない店もあります。現金で支払う場合は登記が必要となっていました。

重点国家から中国に入国した人は、14日間の隔離

蘇州のある江蘇省をはじめ、各市や省で「疫病コントロール重点国家」を定めており、3月20日の時点では韓国やイラン、イタリア、日本、フランス、スペインなど24の国が重点国家に指定されています。この重点国家から中国に入国し、蘇州にやってくる人に対しては中国人・外国人問わず、集中医学観察(基本的には指定ホテルでの隔離)が必要となっています(費用は滞在者自身が負担。)。この措置は、状況によって変化するとのことですのでご注意ください。

1月末に全面閉鎖され、2ヵ月が経ちました。蘇州の市中はたくさんの店が営業再開され、本当に少しずつ正常化されてきた感触があります。また人々の気分も緩んできた印象です。しかしまだまだ終息したわけではありませんので、注意が必要です。

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