【新型コロナウイルス】中国・蘇州の2020年4月10日現在の状況

公開日 : 2020年04月10日
最終更新 :

ニーハオ! 蘇州特派員もりもりんです。

4月8日0時に武漢の封鎖解除

感染拡大が止まらない新型コロナウイルス。その始まりだった中国・武漢。1月下旬から封鎖されていましたが、4月8日0時に解除されました。一方、小区(マンション)での人の出入りの管理や公共の場所での検温や人数制限などは厳格に実施すると発表しています。詳しくはこちらをご覧ください。→〈湖北省政府発表(在中国日本国大使館仮訳)https://www.cn.emb-japan.go.jp/files/100042327.pdf

輸入症例の増加

現在、中国では、国外から中国国内に帰国し、感染が発覚した症例数が増えています。4月9日現在、蘇州市の累計報告輸入症例者数は4例で、そのうち3例は病院で隔離、1例は退院しています。そのほかの現在の感染者数は、ゼロと発表されています。

蘇州の現在の状況

1月下旬から蘇州では人が集まる場所、ショッピングモールや映画館、ジム、学校、公園などが閉鎖されていました。現在は新規感染者の減少とともに、多くの場所の開放が再開されています。学校は、学年別に日程をずらして順次再開が始まっています。校内ではマスク着用が義務づけられているそうです。一方4月9日現在、映画館やカラオケなどは依然閉鎖されています。バスや地下鉄はほぼ通常通りの運行です。こちらでもマスク着用と検温、蘇城コードの提示が必要です。

また、依然として小区(マンションの敷地)内への住民以外の立ち入りは制限されています。飲食店のデリバリーは、配達員が玄関まで持って入ることは不可で、門に到着したら配達員が電話を注文者に電話をかけてきて、設置された受け取り場所などに置いて帰ります。このようにして非接触の受け渡しが行われています。

非接触のやり取りが推奨され、現金についたウイルスによる感染を心配し、現金でのやり取りは以前にも増して減ったような気がします。入場料が必要な蘇州の大型公園や園林では、紙ベースの入場券は現在販売されておらず、WeChat(中国のLINEのようなメッセージアプリ)などで予約販売されており、入場口ではQRコードをかざして入場します。

新型コロナウイルス感染拡大は、蘇州では落ち着いてきた印象です。しかし、まだ完全に終息したわけではありません。外出制限はされていませんが、新型コロナウイルス以前と比べて休日でも外出する人は少ないように感じます。また依然として不必要な集まりは避け、人と会うときは一定の距離を保つように呼びかけられています。またどこに行くにも、マスクの着用と、蘇城コードと呼ばれる健康状態を示すコードの提示が必須です。早く終息する日が迎えられることを祈るばかりです。

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