中国・蘇州の茶葉市場で中国茶を買ってみた

公開日 : 2020年07月25日
最終更新 :

ニーハオ! 蘇州特派員もりもりんです。

まだまだコロナ禍の真っ只中で、ビザや航空機の運行が制限されています。海外旅行は、まだしばらく先の話かもしれませんが、中国茶が好きな方におすすめの場所に先日行ってきましたので紹介します。

中国を訪れたら、本場の中国茶を飲んでみたい、よくお茶を飲むので自分用に大量に購入したい、バラマキ土産用に購入したい、本場の市場の様子を知りたい、という方に訪れて欲しい、蘇州の茶葉市場です。

茶葉の専門店が並ぶ蘇州市内最大の茶葉市場

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南環西路沿いにある「蘇州市茶葉市場(苏州市茶叶市场)」は、1.5万平米の敷地に、茶葉の卸売店が並ぶ蘇州市内最大規模の茶葉市場です。

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中国茶は、市中の小売店でももちろん購入できますが、専門市場は卸売価格で販売しているため、割安です。ただしある程度まとまった量を買う必要があります(250g以上からの購入が一般的)。

蘇州は「碧螺春(ビールゥォチュン/へきらしゅん)」という緑茶の産地ですが、こちらの市場では碧螺春だけでなく、ほかの産地の有名茶葉も取り扱っているお店がほとんどです。

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試飲させてくれるお店でぜひ購入を

私は中国茶にあまり詳しくないのですが、中国茶を学ぶ友人曰く、中国茶葉は試飲させてくれる茶葉店で買うように!とのこと。市場を歩いていたら、たまたま快く招いてくれるオーナーさんがいらっしゃったので、お店にお邪魔することに。

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お店は、中国茶の名産地・福建省のお茶を扱うお店でした。

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女性オーナー自身もこちらの産地の出身だそうで、住宅地や工業地区から離れた環境のいい場所で育てられている茶畑の写真を見せてくださいました。

福建省の有名茶葉「福鼎白茶(フーディンバイチャ)」や紅茶「正山小种(ヂォンシャンシァォヂョン)」を試飲させていただきました。

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同じ「白茶」「紅茶」でも、茶葉によって味わいがかなり違います。

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また中国茶は、同じ葉で10回程度淹れることができて、淹れるごとに味わいが深くなるのが不思議な体験でした。

親切なオーナーさんが、お茶の味わいの特徴や、産地の説明、淹れ方の説明などをていねいにレクチャーしてくださいました。

この日は、飲み比べて気に入った「珍稀白茶」と「正山小种」を購入。

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100gずつの小分けパックで包装してくれました。チャックのついていない袋の場合は、開封後は缶などに入れて保管した方がいいとのことでした。

なお、この日すすめられるがままに試飲させていただいたところ、2時間ほどお店に滞在してました! お店の人はお茶をどんどん淹れてくれるので、時間を決めて品定めをした方がいいと思いました。

また、かなりの量のお茶を飲んだので、お店を出る頃には尿意で意識が遠のいていくのがわかりました(笑) 市場の中にも共同トイレがありますが、蘇州であまり見かけなくなった「ニーハオトイレ」なので少し覚悟が必要かもしれません! 逆におもしろい経験だともいえますが!

コロナが終息し、自由に海外旅行ができるようになる日を待っています。

蘇州市茶葉市場(苏州市茶叶市场)

住所
苏州市姑苏区南环西路25号
営業時間
6:00~18:00
アクセス
地下鉄4号線「団結橋」駅下車4号出口を出て、「东吴北路」という大きな道路を北に進みます。最初に出合う大きな交差点を左(西)に曲がり、「南环西路」という道路をまっすぐ進むと左手にあります。地下鉄の駅から徒歩15分ほどです

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