中秋節前は蘇式月餅の季節!

公開日 : 2021年09月18日
最終更新 :

ニーハオ! 蘇州特派員もりもりんです。

もうすぐ「中秋節」です。中華圏では春節、清明節、端午節とならぶ重要な行事であり、旧暦の8月15日に行われます。今年2021年は9月21日。来週に中秋節を控え、蘇州はいま月餅販売合戦が繰り広げられています。

ただ、ひと口に月餅と言っても、実は月餅にはいろいろな形があります。日本の中華街などで売られている、日本のおまんじゅうのように小豆などの餡を小麦粉の皮で包み、表面が抜き型で切り抜かれているいわゆる月餅は「広式月餅」と呼ばれ、香港や広東省で主流のタイプです。一方、蘇州で主流なのは「蘇式月餅」と呼ばれるもので、パイ生地のような何層にも重なったサクサクした生地で餡を包んだものです。

蘇州での蘇式月餅は、甘じょっぱく味付けした肉餡を包んだものが主流。店頭で焼き立てを販売している店が多くあります。いまの時期はパン屋などでも売っているお店があるくらい、蘇州では愛されているソウルフードとも言える食べ物だと思います。

焼き立ての蘇式肉月餅を求めて、月餅専門店に行ってみました! 上下が鉄板になった機械で焼き上げます。

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農村にある小さなお店ですが、クチコミ評価はとても高いお店です。私は平日に伺ったのですが、5人ほど行列が出来ていました。

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今年の価格は、肉餡はひとつ5元(約85円)、卵の黄身入りの肉餡はひとつ6元(約100円)でした。

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ひとつから購入できますが、中国人は何十個も買っていく人がたくさんいます。私は今回は肉餡を4つ、黄身入りをふたつ購入。

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中の肉餡は、蘇州らしい甘じょっぱい味付けですが、甘すぎない味つけ! しかもジューシーだけど脂っぽくなくておいしかったです! 外の皮はサクサクで、次の日でも脂がしみておらずサクサクでした。

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蘇州市内にこの時期、蘇式月餅を売るお店がたくさんあります。コロナが収束した際には、ぜひ蘇州で召し上がって欲しいです!

横泾月饼

住所
苏州市横泾镇中市街6号
営業時間
6:30~18:00
アクセス
地下鉄4号線支線「木里」駅からタクシーで約10分

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