中国・蘇州の冬至に飲むお酒「冬醸酒(冬酿酒)」

公開日 : 2021年12月18日
最終更新 :

ニーハオ!蘇州特派員もりもりんです。

12月21日は冬至です。二十四節気のひとつで、中国ではとても大切にされている日のひとつです。「冬至大如年(冬至は春節よりも重要だ)」という言葉があるほどです。なかでも蘇州では特に大切な日とされていて、春節のように、冬至の前日に家族で「冬醸酒(ドンニャンジョウ)」というお酒を飲んだり、「湯圓(タンユエン)」という茹で団子を食べる風習があります。

冬至が近づくと、冬酿酒はスーパーやネットでも購入することが出来ますが、生粋の蘇州人が行列を成すのが「元大昌」という酒屋の冬酿酒です。

冬至を間近に控えた本日、お店に行ってみました! 土曜日の10:30ごろ到着しましたが、ものすごい行列でした。

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通りのかどを曲がっても行列は続いていました。

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冬酿酒は冬至の前10日間だけ、毎日限定量を量り売りのため、朝早くから行列が出来ます。朝7:30オープンだそうですが、早い人は5:30くらいから並ぶそうです。私が並んだ時の気温は5℃でした。蘇州人の冬至に対する気合いがうかがえます!

お店の人が、お客さんが持ってきた容器にお酒を入れています。お店で空の容器を買うこともできます。

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今年は、量り売りの冬酿酒は500mlが5.2元(約88円)で、1人5リットルまで購入可能。予めボトル詰めされた1.5リットルのボトルは20元(約340円)でした。

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私はこの寒さの中、並ぶ勇気はなかったので、ボトル詰めされたものを買いました。(既にボトルに入っているものは並ぶ必要は無く、直接店内に入って購入できました。)

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ボトルのなかには桂花(キンモクセイ)が浮かんでいるのが見えます。

冬至に飲むのが楽しみです!

元大昌酒业

住所
苏州市姑苏区宫巷93号
営業時間
7:30~21:00
アクセス
地下鉄4号線「察院场」駅下車、2番出口から地上に出て、目の前の道を直進します。しばらく歩くと、左手に玄妙観というお寺が見えます。玄妙観の正面の「宫巷」という道を直進すると右手に見えます。「察院场」駅から徒歩で約10分です。

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