シドニーの街角に牛が出現!?

公開日 : 2002年05月08日
最終更新 :

観光客でにぎわうオペラハウスから、ショッピングセンターや駅に至るまで、シドニーの街のあちこちに、牛がたくさん出現している。つい最近は、ハイドパークで牛泥棒が出て、警察が本格的に調査中だというニュースまで流れる始末。いやこれ、ホントの牛のことではない。地元のアーティストたちが、思い思いにペイントしたグラスファイバー製の実物大の牛を野外で展示しているのだ。「Moooving Art」と呼ばれる芸術イヴェントの一環である("Moooving"は、牛の鳴き声"moo"と動く"moving"をかけた造語)。カラフルなケン・ドーン作品から、先住民アボリジニの伝統的な点描作品まで、個性的でオーストラリアらしい牛(?)が、意外なところに佇んでいたり、草を食む姿勢をとっていたりして、思わず足を止めてしまう人が続出している。牛たちには、1頭あたり1万ドルのスポンサーがついていて、行方不明の牛の捜索も冗談ではないらしい。それぞれちゃんとユニークな名前がつけられているし、傷を負った牛のためには「牛の病院」まで用意されている。ホンモノよりもうんと厚遇を受けているようすなのだ。シドニーでの展示は6月28日までを予定している。その後は、チャリティーのためオークションにかけられるほか、ほかの都市で引き続き展示されるものもあるという。この時期シドニーに来られるみなさん、いつでも牛がこの街にいるわけではありませんので、誤解なきよう......。

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