あのブルーラインを走れるシドニーマラソン2002

公開日 : 2002年09月10日
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今年のシドニーマラソンは、2年前シドニーオリンピックで高橋尚子選手が走ったコースと同じルートで9月15日に開催される。スタート地点となるミラーストリート(ノースシドニー)から、ゴールのシドニーアスレティックセンター(オリンピックパーク)までを結ぶブルーラインは、安全上の理由で消された一部を除いて、今でもしっかり残っているのだ。アップダウンの激しいハードなコースを評して、オリンピック前に日本陸連関係者が「選手にとっては史上最悪」と言ったそうだが、風光明媚な景色が満喫できる美しいコースはシドニーっ子の自慢である。その景色を楽しむ余裕があるかどうかは別として、もちろん一般ランナーもマラソンに出場することができる。フルマラソンと10キロブリッジランの2種目があり、制限時間はそれぞれ5時間30分、1時間30分となっている。ワールドクラスのイヴェントでしか交通遮断されないハーバーブリッジを走れる滅多にない機会とあって、国内はもとより世界各国から多数のエントリーがあるらしい。日本事務局での申し込みはすでに締め切られたのだが、シドニーでは引き続き9月14日まで受け付けている。オンライン申込の場合は9月13日中に申し込めばOKだ(⇒詳細はウェブサイト参照)。その気になれば今からでも参加は可能なので、この時期にシドニーにいる人は記念に走ってみるのもいいかも! マラソンのスタートは朝6時。前後して、車椅子のレースが5時50分、10キロブリッジランが6時30分のスタートを予定している。注意したいのは天候と気温だ。春先、つまり今のシドニーは夏かと思うような暑い日と肌寒い日が繰り返しやってくる。数日前にも25℃を越えた日が2~3日続いたが、今の気温は10℃をきっている。「暑くても20℃ちょっと」なんてのんきな情報が日本では流れているそうなので、ご注意あれ。コースは市内から郊外に広がっているため、この日は各地で交通規制が行われる。道路を横切るのも一苦労しそうな雰囲気である。おとなしく(?)オージーに混じって、橋や公園、庭やバルコニーに陣取り、暖かい声援をランナーに送るのが、マラソンの日の正しい過ごし方なのだろう。

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(c)Tokiko Minamidaアンザックブリッジのブルーライン    シドニーマラソン20022002年9月15日参加費:フルマラソン$110(オーストラリア非居住者は+$55)10キロブリッジラン$35.75(オーストラリア非居住者は+$14.25)

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