シドニー空港利用者のための最新ターミナル事情

公開日 : 2002年12月09日
最終更新 :

破綻した元アンセット航空の専用ターミナルの利用が本格的に再開されたことにともない、シドニー空港にあるターミナル名称と利用航空会社が以下の通り、一部変更になっている。■ターミナル1(T1)国際線ターミナル ・すべての国際線航空会社(カンタス航空はQF001~399が国際線扱い)■ターミナル2(T2)国内線ターミナル※ ・カンタス航空(カンタスリンク):QF1600~ ・リージョナル・エクスプレス航空 ・エアロペリカン航空 ・ホライズン航空 ・ヴァージン・ブルー航空(12月12日~)■ターミナル3(T3)カンタス・ターミナル※ ・カンタス航空:QF400~1599※バリ島テロ事件以降、セキュリティが強化され、国内線利用の際も厳重な荷物検査が行われている。時間に余裕を持ってチェックインしよう。カンタス航空はT3にあるカンタス・ターミナルだけでなく、すべてのターミナルを利用する。国際線からの継続便や経由便の場合は国内区間でもT1を利用することがあり、その場合はチェックイン時間などの手続きも国際線扱いとなるので注意が必要だ。オリンピック前に全面改装された近代的な元アンセット・ターミナル(現T2)は、アンセットが再建不可となった時点で、ヴァージン・ブルー航空が利用することが有力視されていた。新規参入の際には、既存の設備を利用させてもらえず、わずか56日間で建設された地方空港にあるような小さなエクスプレス・ターミナルでの営業を続けざるを得なかったからだ。実は、今年4月にはターミナル使用の賃貸契約がほぼ内定していたと言われている。ところが、連邦政府は7月に、シドニー空港をサザン・クロス社に56億ドルで売却。新オーナーとの話し合いは、なかなか条件面の調整がつかず、一足先にカンタス航空をはじめとする数社がT2利用を開始している。その頃ヴァージン・ブルー航空は「現在利用しているターミナルでハッピーだ」というコメントを発表していたが、その後の話し合いで12月半ばから利用開始という合意に何とかたどりついた次第だ。T2を利用できるようになったことで、乗客の利便性は大いにアップすることになる。じわじわと運航路線を増やし、国際線進出間近といわれるヴァージン・ブルー航空の今後の進展にも注目したい。

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