『西遊記』の撮影地ストックトン砂丘

公開日 : 2006年01月17日
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映画並みにオーストラリアロケを敢行して話題になった1月9日スタートの連ドラ『西遊記』(フジテレビ系列月曜21時 香取慎吾主演)。同時期に放送されることが決まったアジア諸国に加え、堺正章主演の西遊記(英語版タイトル: Monkey)が好評だったオーストラリアやイギリスとも放映交渉中なのだそうである。ドラマの中に登場するどこまでも続く壮大な砂漠のシーンが撮影されたのは、ポートスティーブンスのストックトン砂丘(Stockton Sand Dunes)。『マッドマックス~サンダードーム~』も同じ場所でロケが行われ、映画の中ではやはり砂漠として描かれていた。マスコミに報道された数字がちょっぴりいい加減だったせいか(?)、「いったいその大砂丘って、ホントはどこにあるの?」なんて問い合わせが相次いだが、シドニーからは北へ約200キロ、車でひた走って2時間半、休憩を入れて3時間といったところ。砂丘は海岸沿いに約32キロに渡って続き、総面積は甲子園球場の約630倍にあたる2,500ヘクタールにも及ぶ。砂丘やビーチに車でアクセスするには4WD+乗り入れ許可が必要だ。ポートスティーブンスは「ドルフィンキャピタル=イルカの都」とも呼ばれ、餌付けされていない正真正銘の野生イルカが棲息していることで知られている。シドニー発の日帰りオプショナルツアーの中でも、世界遺産のブルーマウンテンズと並んで人気がある場所だ。ツアー参加者の多くはドルフィンウォッチングやホエールウォッチングが目的だが、悠々たるストックトン砂丘に到着すると、そのスケールの大きさにこぞって驚き、歓声をあげるという。砂丘やビーチでできるアクティビティは数あれど、その筆頭は4WDサファリとサンドボーディング。最大傾斜60度、高さ30メートルの砂丘のてっぺんから滑り降りる快感といったら! 海を越えてここまで来ておきながら、砂滑りをするチャンスがなかったらしい『西遊記』出演者にはちょっぴり同情してしまう......。余談ながら、このアウトドア天国ポートスティーブンスで、先月わたしは結婚式を挙げたばかり。クルーズ船上のドルフィンウェディングとレストランでのレセプションの合間に4WDに乗り込んで出かけた先は、もちろんストックトン砂丘だった(さすがに、ウェディングドレス姿で砂滑りするようなお転婆はしなかったけれど......)。夕暮れ時特有のやさしい光と影に包まれた砂丘はより一層幻想的で、日本からヘアメイクに駆けつけてくれた友人は、「地球じゃないみたい」とつぶやいた。▼西遊記オフィシャルサイト  西遊記 from フジテレビ▼英語版西遊記のファンサイト  Monkey Heaven▼ポートスティーブンスへのオプショナルツアー主催会社  IECオセアニア

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(c) IECオセアニア

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