2008年から夏時間終了日が変更に

公開日 : 2008年03月17日
最終更新 :

だんだん日が短くなって秋の気配が濃厚になってきたシドニーでは、間もなくサマータイム(DST=Daylight Saving Time)も終了し、日本との時差も+1時間に戻ります。

今年ちょっと気を付けないといけないのは、終了期日がこれまでの3月最終日曜日ではなくなったこと。昨年10月23日に、NSW州議会で“Standard Time Amendment (Daylight Saving) Bill 2007”と呼ばれる夏時間に関する改正法案が成立し、サマータイム実施期間が延長されることが正式に決定したのです。2008年以降、NSW州では、10月第一日曜日が開始日、4月第一日曜日が終了日となります。

つまり、今回のサマータイムは4月6日まで。この日の午前3時に時計の針を1時間戻し、午前2時に合わせる必要があるので、前夜の就寝時に1時間時計を遅らせておけばOKです。いったいどのくらいのオージーがこの変更を認識しているのか、という点に関しては、非常にアヤシイ気もしますが、まあ1時間くらい時間を間違っちゃったとしても、大したことはない……というのが、この国のいいところなのかもしれません。

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広大なオーストラリアには、通常、日本より1時間早い東部標準時(EST)、30分早い中央部標準時(CST)、1時間遅い西部標準時(WST)3つの標準時があり、さらにクリスマス島やココス諸島、ノーフォーク島などの海外領土(External territory)に、5つの時間帯が設定されています。ちなみに、世界遺産に登録されているハード・マクドナルド諸島は無人島のため、時間帯が設定されていないのだそう。

サマータイム実施中は、それぞれ1時間早くなるわけですが、ややこしいのは、クイーンズランド州のように、実施しない場所があったり、西オーストラリア州のように、期限を設けて試験導入を行う州があったりすることです。2007〜08年の夏期に関していえば、海外領土を含めると最大10の異なる時間帯が同時に存在したことになります。いやはや……。

サマータイムに関する最新情報は、ガイドブックなどでは、まだ変更されていない可能性大なので、この時期に旅行される方はご注意くださいね。また、PCにも影響があるので、Windows Updateなどでアップデートを適用していない場合は、修正パッチのインストールもお忘れなく。

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