新型インフルエンザA(H1N1)の状況@オーストラリア
オーストラリア国内では、現在のところ新型インフルエンザA(H1N1)の
感染は確認されていません。シドニーのあるNSW州では、検査の結果
これまでに167人がシロと判明し、48人の検査が進行中という状況です
(参照: NSW州保健省メディアリリース - 5月2日午前11時現在)。
日本国内でなされている報道からは、ともすれば「外国は危ない」的な
印象を受けがちですが、水際作戦を展開して何とか国内への侵入を阻止しよう、
最小限に食い止めよう、と尽力している点においては、日本もオーストラリアも
まったく同じです。
現時点での旅行者への影響としては、シドニーを含むすべての国際空港に
サーマルスキャナーが設置され、高体温検知によるスクリーニングが
行われていることと、機内で健康申告書(Health Declaration Cards)が
配られるようになり、入国時の検疫が強化されていることくらいでしょうか。
国民に対しての呼びかけは、「とにかく石けんで手を洗うこと」。でも、
これって毎年本格な冬に入る前、つまりインフルエンザが流行る前に必ず
言われていることなんですよね。
こちらの学校は秋休みが終わって、予定通り新学期が始まったばかりで、
もちろん企業活動も平常通り。大型ショッピングセンターに出かけても、
にぎわいはまったく普段と変わりなく、2人だけマスクをしている人を
見かけましたが、どちらもアジア人でした。
日々のニュースの一部として、国内外の新型インフルエンザA(H1N1)の
状況がテレビや新聞で報道はされているものの、人々は概ね冷静で、
願わくば、このままいつものインフルエンザ並みの状況であればいいな……
というところです。
オーストラリア政府や専門家は、世界的にこれだけ感染が拡大している中、
この国だけが無縁でいられるという幻想は抱いておらず、被害を最小限に
食い止めるためにできる限りの対策を、という姿勢です。
万全の対策を取るべく、連邦保健・高齢者担当省は専用ホットライン
(TEL: 180 2007)を設けると共に、ウェブサイトを通じて随時
アップデート情報を提供していますので、来豪予定の方は、こちらで出発前に
尾ひれのついていない正確な情報をチェックされることをおすすめします。
【アップデート情報】※入国時の健康申告書は不要になりました。
新型インフルその後〜入国は通常通りに、学校受け入れも再開〜(2009年6月28日)
新型インフルの流行、オーストラリアではピークを過ぎました(2009年9月3日)
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