シドニー鉄道事情

公開日 : 2014年02月05日
最終更新 :

こんにちわ!

シドニーの地元の人に、「ここの鉄道システムについてどう思う?」と聞くと、おそらく返答は、

「すぐ遅れる!」

「快適じゃない!」

...などと、ネガティブな反応が返ってくると思います。確かに、鉄道が発達している日本やヨーロッパに比べると、システムも、走っている車輌も、まだまだ改善の余地あり、という所です。

それはさておき、基本的にシドニーの街というのは非常にコンパクトなので、市内観光に電車を使う必要はまずないと思います。それでも、いくつかの利用価値がある路線を挙げてみますと...

Airport Line: 空港とシティを結んでいる路線です。空港駅は国際線ターミナル、国内線ターミナルとそれぞれ駅があり、いずれもターミナルビルの真下にあります。この路線は第3セクターが運営しているために普通の路線より運賃が高く設定されていて(大体17ドルほど)、3、4人いればタクシーで行くのとそれ程料金が変わらない、という弱点がありますが、渋滞知らずで大体15分前後でセントラル駅に着きますし、その後はシティサークルという環状線に入るため、シティにあるホテルにはいずれかの駅からすぐ歩いて行けるでしょう。1、2人で、荷物もそれ程ない、という人にとっては便利な方法です。

Blue Mountains Line: これは以前のレポートでも紹介しましたので、その記事をご参照ください。マイペースでブルーマウンテンに行きたいけど、車を運転するのはちょっと...という方には是非おススメです。

また、シドニーを代表するランドマークであるハーバーブリッジを電車で渡ってみるという体験も簡単に出来ます。シティにあるWynyard駅から、North Shore Lineに乗るとすぐにハーバーブリッジを渡り、オペラハウスやシドニーハーバーが見渡せます。渡った後すぐにあるMilsons Point駅で下車し、帰りはフェリーも近くから乗れますし、ハーバーブリッジには歩道もあるのでのんびりと歩いてもいいでしょう。

一見の価値がある駅もいくつかあります。

St. James / Museum - この2つの駅は、1926年に作られ、駅の入り口、プラットフォームなどが当時の面影を残しています。とくにMuseum駅は、構内にある広告が全てレトロ調になっていて、ここで電車を待っているとちょっとタイムスリップしたような感じになってなかなかいい雰囲気です。

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Sydney Central - 直訳するとシドニー中央駅ですね。もちろんシドニーで一番大きな駅で、大陸縦断・横断鉄道である「ザ・ガン」や、「ザ・インディアン・パシフィック」などの長距離列車が出発するのもこの駅です。高さ75メートルの時計台もあり、なかなか風格のある建物です。

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また、あと何年か後には、現行のライトレール(路面電車)の路線が、市街地の南端のSydney Centralより、北端のCircular Quayまで延伸され、交通渋滞の緩和が期待されています。これが完成すると、シドニー市街地の交通事情がかなり変わることになるでしょう。

(2月のお題「メトロ」)

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