台湾旧正月前の様子と縁起のいい中国語をご紹介!パイナップルがNGな場所もある?

公開日 : 2022年01月29日
最終更新 :
筆者 : みみ
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台湾では1月中旬から本格的に旧正月の準備が始まります。赤色は縁起がいいとされており、百貨店やスーパーの飾りを中心に赤色の装飾が施され、写真を見返しても赤色が多く目立ちます。

またこの時期には縁起のいい中国語を見かける機会も増え、一気にお正月モード突入です!

今回は移住後2回目の旧正月を迎える筆者みみが台湾旧正月前の様子と縁起のいい中国語を紹介します。

スーパーのお正月準備

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入口からド派手に演出! 気分も上がり、楽しい気分になります。

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売場もお正月仕様に。

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ビーフジャーキーやするめなど。

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お肉のパッケージにも縁起のいいシールを貼ります。日本も「迎春」などのシールを貼りますね。

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12月中旬から貼ってあるお店も。

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お正月に食べる年糕ニェンガオとは

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もち米や砂糖、水などで作られてたものを年糕といいます。年糕はあずき入りが多く、あずきも赤系で縁起のいい色として喜ばれます。「年糕」の発音と年年高をかけて「年々よくなりますように・昇進できますように・子供の背が高くなりますように」などの意味を込め、一年のゲン担ぎとして食べます。

ちなみにベトナムにも年糕はあるそうで、夜間学校のベトナム人クラスメートが作ってきてくれました。

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ココナッツとコーヒー風味でおいしかったです。

台湾ミスタードーナツもお正月モード

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台湾ミスタードーナツでも虎柄のドーナツが登場!

年年有餘:毎年余りがあるように

物やお金が豊富にあり豊かな生活を意味します。

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また、「餘」(余る、余裕)と「魚」は同じ発音。そのため、大晦日に魚を食べて新年を迎える風習があります。そういえば日本も「めでたい(鯛)」と言ったりしますね!

縁起のいい中国語をご紹介!

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縁起のいい言葉はたくさんあり、パイナップルもそのひとつ。台湾語でパイナップルは「旺来(オンライ)」。繁栄や繁盛を意味し、お正月や結婚式では好まれます。しかし、パイナップルは贈り物として注意が必要です。病院や警察署へ持って行ってはいけません。事件事故が増えては困りますよね。

余談ですが、筆者みみがお世話になっている中国語の先生(小学校の先生)はマンゴーを食べません。芒果(マングォ)と忙(マン)が同じ発音のため、これ以上忙しくなると困るという理由からだそうです。

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りんごも縁起がいい果物。日本でもりんごは「運気アップル!」と言ったりすることも。りんごの中国語は蘋果(ピングォ)。平穏無事を意味する平安(ピンアン)の「ピン」が同じ発音です。そのため、「平安シール」を貼ったりんごが売られていることも。

一見難しい中国語でも、その意味がわかるとうれしくなります。

春聯(チュンリエン)を貼って福を呼ぶ

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旧正月の風習のひとつで、縁起のいい言葉が書かれた春聯を玄関や家の中に貼ります。上記写真は義実家の冷蔵庫。「たくさんの食べ物に満たされる」という意味を込めて。

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こちらはわが家の冷蔵庫。「満」のおかげか何が入っているかわからないくらいパンパンに詰まっています(笑)お店のレジ横あたりで「満」の春聯を見かけることも。「お金に満たされますように」という意味でしょう。

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昨年は丑年。語学学校のイベントで専門の方に書いてもらいました。丑年にちなんでHappy New YearのNewが牛になっています。これは牛の発音が「ニョウ」で「New」と似ているからかもしれません。

春聯は伝統的なものばかりではなく、かわいいデザインやユニークなものもたくさん!

玄関に「春」の春聯を1枚だけ貼ると色恋の場所を意味するのだとか。筆者は知らずに1年間貼っていました。あまり気にする必要もないのかもしれませんが、ちょっと気にしてしまいますね。

さて、台湾は9連休に入り、大晦日は1月31日。今年は外食を控える人も多く、お正月も内食需要が高まっている印象です。

まだまだコロナ禍ではありますが、自由に海外旅行ができるようになったらぜひ台湾のお正月も体験してみてくださいね。

(ライター:地球の歩き方特派員みみ)

筆者

台湾特派員

みみ

2020年7月より台湾生活開始。ライター・ブロガー・日本語教師として活動中。

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