台湾旧正月大晦日(除夕)の過ごし方!どんな遊びをする?
旧正月は台湾で最も大切なイベントとされています。大晦日前に台湾各地から地元に戻り、久しぶりにみんなで食卓を囲んだりゲームをしたりして家族団らんのひとときを過ごします。今回は台湾でメジャーな大晦日の遊びを紹介します。
スクラッチくじで運試し!
町にはたくさ宝くじ売り場があり、「公益彩券」とよばれる公営の宝くじ売り場は旧正月シーズン特ににぎわいます。2~3軒はしごして宝くじを買う人も! 人気店は朝から長蛇の列です。
お店の柱にオモチャの1000元札(4000円)が貼ってあるのもユニークですよね。袋の中央にある複雑な漢字は「招財進宝」をひとつに合わせた造語。"財と宝を招く"という意味で、宝くじ売り場にピッタリ!
大晦日、私は義家族とスクラッチをして盛り上がりました。一年の運試し、はずれてしまいましたが何度やってもワクワク、ドキドキしますね!
強運の持ち主はおばあちゃん! 600元(2400円)当たりました。
当たった600元を何に使うかおばあちゃんに聞いたところ、その分でまたスクラッチを買いたいとのこと(笑)義母がおばあちゃんに「スクラッチを買うのにいい時間(当たる可能性がある時間)」を聞き、翌日買いに行っていました。当たるとうれしいですし、ゲームやスクラッチをするうちにおばあちゃんも元気になってきました。
サイコロゲームでも運試し!
まだまだ遊びは続きます。義父が子どもの頃にしていたサイコロゲームを教えてもらいました。まず各自10元硬貨×10枚(計400円)を取り、そのなかから1ゲームいくら賭けるか決め、ひとりずつサイコロを振ります。
下記のように同じ数字がふたつ出るとOK。この場合は6の目のサイコロ×2つを除き、合計は2+1=3となります。
これは同じ目がふたつではないので、もう一度振り直しです。
合計の数字が多い人が勝ちとなり、賭けた額を全員勝った人に渡します。
結局サイコロゲームでも全ておばあちゃんの取り分になりました。強いですね!
台湾をはじめ、中華圏では旧正月シーズンは財に関する言葉を耳にします。「新年快樂! 恭喜発財! 紅包拿來! (明けましておめでとう! 金運に恵まれますように! お年玉ちょうだい!)」という歌詞の歌もあり、楽しく新年を迎えます。
台湾の将棋「象棋(シャンチー)」
そのほか、家によって象棋(シャンチー)をしたりトランプゲームをしたりさまざまです。象棋は友だちに教えてもらいできるようになりました。珍しく私が勝つこともありますよ。旧正月は麻雀が一番見聞きするかもしれません。
象棋や麻雀、トランプゲームなどは旧正月に限った遊びではなく、普段みんなが集まるときにも行います。台湾人のお友達に招かれたときはぜひ一緒にやってみてくださいね。
本格的な麻雀台はコストコで売っています。象棋やちょっとしたゲームは小北百貨や光南などの雑貨屋さんにも置いています。
大晦日におせち(年菜)を食べる
年菜は日本同様で語呂合わせで縁起のいいものを食べます。今年はコロナの影響でレストランよりもうちで大晦日を過ごす傾向にあり、持ち帰りや手作りの家庭が多いように感じました。これらを食べたあと、ゲームをしたりしてのんびり過ごします。
さて、今年はどんな1年になるか楽しみです。これからも台湾のリアルをお届けしていきたいと思います。
まだまだコロナ禍ではありますが、旧正月シーズンに台湾に来られた際はぜひ台湾流の遊びを体験してみてください。
(ライター:地球の歩き方特派員みみ)
筆者
台湾特派員
みみ
2020年7月より台湾生活開始。ライター・ブロガー・日本語教師として活動中。
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