簡単に行ける!すぐに行ける!ちょっと見てみて!アイスランド広場1番地!
Tere!(エストニア語で、こんにちはの意)
来月2月24日はエストニアの独立記念日です。その独立は1918年の話。その後エストニアはソビエト連邦に併合され、何年にも渡る独立運動を経て、1991年念願の再独立を果たし、現在にいたっています。
その1991年、世界で一番最初にエストニア共和国を「国」として承認してくれたのがアイスランドなのです。
「え? 独立すれば国になれるんじゃないの? 国として承認ってどういうこと???」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、オリンピックなどの国際大会をテレビで見ていて「本大会は〇〇の国と〇〇の地域が参加〜」といったアナウンスを聞いたことはありませんか? そのとき、頭の中でチラッと「地域って何だろう???」と思ったことはありませんか?
ここで簡単に説明しますと、国(国家)というのは「領域」「国民」「主権」の三大要素を満たした上で、国際的に(=他の国から)認められることが条件になります。
一方、地域というのは、三大要素を満たしてはいるけれど、ほかの国から認められていない(国交を結んでもらえない)ということになります。
とはいえ、01(ゼロイチ)の話ではありません。例えば、日本はコソボを国として認めていますが、世界の過半数の国はコソボを国として認めていません。つまり、国ごとに、国と地域は異なるのです。
話を戻しますが、エストニアが再独立した時、アイスランドはエストニアを国として認めてくれました(=国交を結んでくれました)。
現在、エストニアの外務省の外壁には、この日を記念するパネルが設置され、その外務省の住所は「アイスランド広場1番地(Islandi Väljak 1)」になっています。私はここをバスで通るとき、いつも「アイスランド、ありがとう!」と思って、つい住所のパネルをじっと見てしまいます。
外務省の場所は、首都タリンにある世界遺産「旧市街」から歩いてすぐのSolaris(ショッピングモール)1階を抜けると、道の向かい側にあります。
Solaris地下のスーパーで食べものを買ったり、1階のお土産店に寄ったついでに、ちょっと道を渡ってみてください^ ^
(Solarisについては『地球の歩き方 A30 バルトの国々 2019~2020 エストニア ラトヴィア リトアニア』をぜひ☆)
アクセスしにくい場所であればおすすめしないのですが、ここがとってもアクセスしやすいところなので、今回ご紹介しました。
※ 外務省の建物内には入らないでください。
筆者
エストニア特派員
Chisato
エストニアのいいところ、エストニアならではのこと、日本とエストニアの似ているところ、違うところなどをご紹介したいと思っています。
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