タルトゥで街歩き~横断歩道の渡り方~

公開日 : 2019年01月22日
最終更新 :

コンパクトな街タルトゥを観光する際、基本的に徒歩で移動することになると思います。バスターミナルのある中心街は人も多く、歩行者用の信号があるので特に心配はありませんが、少し中心街から離れると信号はほぼありません。じゃあどうやって道路を渡るの?となりますが、無理に道路を横切らず、安全な横断歩道を渡ります。

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これはここに横断歩道がありますよ、のサインです。

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 こちらでは歩行者が優先なので、横断歩道を渡るときに車が止まってくれるんです。どんなに車の通りが少なく、たった1台しか車が走っていないとしても必ず!止まってくれます。日本ではそうされた経験がなかったので、最初は

「わざわざ私のために止まってくれたの?何だか申し訳ない!」

と思い小走りでそそくさと横断歩道を渡っていました。今では心の中でお礼を言いながら、焦らずゆっくりと歩いています。実際のところ今の時期、道路はゆっくり歩かないと滑って危険ですから!笑

 冬至を経て日が少しづつ長くなってきたエストニアですが、それでもまだ1日の日照時間は7時間未満です。以前タリン特派員が紹介したように、夜道を歩く際は反射板(リフレクター)の着用が義務づけられています。

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 日没後車に乗っている時、この反射板の重要さを知りました。数10メートル先でもピカッと光に反応しますし、これがないと歩行者が本当に見えづらいんです。交通事故は誰もが巻き込まれたくないですよね。お互いが辛い思いをしないよう、このマナーは守りましょう!正直なところ、タルトゥでは皆さん雪道でもスピード出して運転しています。先日横断歩道を渡ろうとした時のことですが、猛スピードで走ってきた1台の車、横断歩道の手前ですごいブレーキ音立てながら止まってくれました(笑)そこまでしなくても...!と思いましたが、ありがたいです。

 最後に、歩行者優先で横断歩道手前で車が止まってくれる街ですが、念のため渡る前に左右を確認しましょう。そして右側通行のエストニアでは横断歩道の前に立ったとき、左から右へ車が行きます。夫に言われて気が付きましたが、左側通行に慣れている日本人は、右側から車が来ないかを入念に確認しがちです。とても些細なことですが、事故防止のためにも頭に入れておきたいですね。

筆者

エストニア特派員

Zimmermann Misato

2018年秋にエストニア第二の都市タルトゥへ移住しました。スーパーや市場をうろついて美味しそうな食べ物を探すのが毎日のお楽しみ。

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