タルトゥで街歩き~横断歩道の渡り方~
コンパクトな街タルトゥを観光する際、基本的に徒歩で移動することになると思います。バスターミナルのある中心街は人も多く、歩行者用の信号があるので特に心配はありませんが、少し中心街から離れると信号はほぼありません。じゃあどうやって道路を渡るの?となりますが、無理に道路を横切らず、安全な横断歩道を渡ります。
これはここに横断歩道がありますよ、のサインです。
こちらでは歩行者が優先なので、横断歩道を渡るときに車が止まってくれるんです。どんなに車の通りが少なく、たった1台しか車が走っていないとしても必ず!止まってくれます。日本ではそうされた経験がなかったので、最初は
「わざわざ私のために止まってくれたの?何だか申し訳ない!」
と思い小走りでそそくさと横断歩道を渡っていました。今では心の中でお礼を言いながら、焦らずゆっくりと歩いています。実際のところ今の時期、道路はゆっくり歩かないと滑って危険ですから!笑
冬至を経て日が少しづつ長くなってきたエストニアですが、それでもまだ1日の日照時間は7時間未満です。以前タリン特派員が紹介したように、夜道を歩く際は反射板(リフレクター)の着用が義務づけられています。
日没後車に乗っている時、この反射板の重要さを知りました。数10メートル先でもピカッと光に反応しますし、これがないと歩行者が本当に見えづらいんです。交通事故は誰もが巻き込まれたくないですよね。お互いが辛い思いをしないよう、このマナーは守りましょう!正直なところ、タルトゥでは皆さん雪道でもスピード出して運転しています。先日横断歩道を渡ろうとした時のことですが、猛スピードで走ってきた1台の車、横断歩道の手前ですごいブレーキ音立てながら止まってくれました(笑)そこまでしなくても...!と思いましたが、ありがたいです。
最後に、歩行者優先で横断歩道手前で車が止まってくれる街ですが、念のため渡る前に左右を確認しましょう。そして右側通行のエストニアでは横断歩道の前に立ったとき、左から右へ車が行きます。夫に言われて気が付きましたが、左側通行に慣れている日本人は、右側から車が来ないかを入念に確認しがちです。とても些細なことですが、事故防止のためにも頭に入れておきたいですね。
筆者
エストニア特派員
Zimmermann Misato
2018年秋にエストニア第二の都市タルトゥへ移住しました。スーパーや市場をうろついて美味しそうな食べ物を探すのが毎日のお楽しみ。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。