【番外編】リンゴの木にオオヤマネコ?エストニア人の名字は面白い!
エストニアからこんにちは!
本日はエストニアへ移住してから密かに注目している"エストニア人の名字"について紹介します。
エストニアで新しい人と出会い自己紹介をするとき、
「〇〇(下の名前)です。名字は〇〇で、〇〇という意味です」
といわれることがよくあります。
日本もですが、例えば山田さんは山と田んぼ、鈴木さんは鈴と木というように、意味や由来のある名字が多ですね。どうやらそれはエストニアにも共通することで、知れば知るほどおもしろい!
まず初めに筆者の名字はZimmermann(ジマーマン、ツィンマーマン、ツィンマルマンなど読み方はいろいろ)ですが、これはドイツ語で"大工さん"の意味です。夫と両親、祖父母ともにエストニア生まれのエストニア育ちですが、このようにほかのヨーロッパ諸国の名字も一般的に見られます。
続いてエストニアの Jüri Ratas(ユリ ラタス)首相。
彼の名字、Ratasは"車輪(wheel)"という意味。以前テレビを観ていたら"飛行機"の意味のLennukさんが出演していました。こうした乗り物由来の名字もあるんですね。
動物関連の名字といえば、エストニアのToomas Hendrik Ilves(トーマス ヘンドリック イルヴェス)前大統領の名字、Ilvesは"オオヤマネコ(eurasian lynx)"という意味です。
耳にあるピンとした毛とヒョウのような模様が特徴的で、1度だけエストニア内のワイルドパーク(開放的な動物園)で見たことがありますが、想像以上に大きくてビックリ!
エストニアの国内でも頻繁に見られる動物ではないので、興味のある方はワイルドパークや動物園、または博物館ではく製を見ることができますよ。
最後にエストニアで最も多い名字のうち4つはこちら↓
・Tamm(タム):柏
・Kask(カスク):樺の木
・Mägi(マギ):丘
・Saar(サール):島
すべて自然由来というのが何ともエストニアらしいですね(^^)
~おまけ編~
今のところ個人的にとても印象深かった名字はこちら↓
・Õunapuu(オウナプー):リンゴの木
・Õunamägi(オウナマギ):リンゴの丘
これまたエストニアらしいリンゴ関連の名字です。
実はエストニア語を勉強中の身としては、教科書の内容よりも名字の方がスッと頭に入ってくるもの。人の名前(名字)を覚えつつエストニア語の勉強にもなるなんて一石二鳥♪
逆に漢字を勉強する外国の方にとっても、日本人の名字は同じことがいえるかもしれませんね(^^)
本日も読んでいただきありがとうございます。
筆者
エストニア特派員
Zimmermann Misato
2018年秋にエストニア第二の都市タルトゥへ移住しました。スーパーや市場をうろついて美味しそうな食べ物を探すのが毎日のお楽しみ。
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