エストニアで新型コロナウイルスの感染者が確認されました。
今月26日午後、エストニアにて初めて新型コロナウイルス(COVID-19)の感染者が確認されました。
感染者はタリン在住のイラン国籍男性で、娘さんと親族を訪ねた後、トルコのイスタンブールからラトビアのリガまで飛行機で移動(便名などは不明)。リガの空港からバスターミナルへはミニバスを利用し、26日14:00リガ発、18:30エストニアのタリン着の高速バス(Luxexpress)に搭乗したとのことです。
男性はタリンの病院にて治療中で、直ちに同じバスの乗客には自宅待機要請の連絡済み、バスの消毒作業も行われております。
翌日27日、新型コロナウイルス感染リスクの高い国及び地域(日本、中国、イタリア北部、韓国、イラン、香港、シンガポール、テネリフェ島(カナリア諸島/スペイン)、マカオ、台湾、マレーシア、ミャンマー、ラオス、タイ、カンボジア、ベトナム)への渡航自粛の要請が出されました。今後の状況により、日本からエストニア及びEU圏への入国規制がかかる可能性もあると思われます。
筆者は本日買い物をしに街へ出掛けましたが、街では普段と変わらず、マスクを着用している人を見かけませんでした。ヨーロッパ各国の特派員の方々がおっしゃる通り、エストニアでもマスクを着用する="予防"ではなく"ウイルスを持っている"と言う認識です。現在は周囲の理解が広がりつつあるかもしれませんが、マスクをつけて街を歩くには勇気がいるかと思います。
以下タルトゥ市より出された注意事項です。
1.手を頻繁に洗う
2.くしゃみをする時は手のひらで口元を覆わず、服の上から腕で覆う
3.なるべく素手で目、鼻、口元を触らない
4.発熱や呼吸に異常を感じた場合は、すぐに助けを求める
5.加熱されていない肉類は控える。低温調理された肉類も注意
様々なウイルス感染を防ぐ基本的な事ですね。
万が一体調に異変を感じた場合は病院へ行かず、緊急総合案内の112へ電話をかけましょう。英語、エストニア語に自信のない方は、宿泊先のホテルのフロントに伝える、街にいる場合はどこかお店の店員さんに助けを求める等、感染を拡大させない為にも無理はしないことです。
【エストニア語】
「Mul voib palavik olla(ムル ヴォイブ パラヴィク オッラ)」(熱があるかもしれません)
「Mul on raske hingata(ムル オン ラスケ ヒンガタ)」(呼吸がしづらいです)
また新しい情報が入り次第お知らせ致します。
筆者
エストニア特派員
Zimmermann Misato
2018年秋にエストニア第二の都市タルトゥへ移住しました。スーパーや市場をうろついて美味しそうな食べ物を探すのが毎日のお楽しみ。
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