大地の恵み!白樺の樹液を採取しました
エストニアからこんにちは!
先日はじめて白樺の樹液(kasemahl)を口にしました。このドリンクの存在は移住した頃から知っていましたが、採取できるのが春先の1ヵ月弱ということで、うっかり時期を逃すこと2年......。今年はベストな時期に思い出せたので、自ら採取することにしました。
夫の実家にある大きな白樺の木からいただきます。
穴をあける方角は南側、地面から1mの箇所。ドリルで10cmほど穴をあけると樹液がブワッ!とあふれてきました。
白樺の樹液と聞くと、カブトムシが集まりそうな茶色い液体を想像しますが、実際は水と変わらない透明な液体です。パイプを差し込みボトルに溜めていきます。
最初の1リットルは勢いよく溜まりましたが、次第に樹液の流れがゆっくりになり、ポタポタと落ちてくる程度に。地道に待ちながら4時間ほどで4リットル近く採取できました。
味は口当たりの柔らかい水にほんのり甘みがあり、ゴクゴク飲めるほどスッキリしております。大地から吸い上げられたこの樹液には糖分、アミノ酸、たんぱく質、ミネラル類など大きな白樺が育つほどの栄養がギッシリ詰まっているんだとか。
調べてみると日本でも白樺が生息している地域で採取されているようで、インターネット通販でも購入可能。標高の高い場所にある白樺の方が甘みが強いそうなので、山のある日本の白樺樹液はどのくらい甘いのだろう?と気になるところです(^^)
ちなみにこの樹液は大事にチビチビと飲みたいのですが、鮮度が大事ということで毎日ゴクゴク飲んでおります。今週末も採取できれば......と思いましたが、ちょうど時期が終わるということでまた来年のお楽しみにとっておこうと思います(※樹液を採りすぎると木が育たなくなるそうです※)。
最後に樹液の採取中に見つけたてんとう虫と雪割草(sinilill)の写真をご覧ください(^^)
本日もお読みいただきありがとうございます。
筆者
エストニア特派員
Zimmermann Misato
2018年秋にエストニア第二の都市タルトゥへ移住しました。スーパーや市場をうろついて美味しそうな食べ物を探すのが毎日のお楽しみ。
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