タシケント市民の台所 旧市街のバザール:チョルスーバザール
ウズベキスタンの町に行けば、バザール(市場)を見つけるのはさほど難しいことではありません。その中でも、首都タシケントの旧市街に位置し、市民の台所たるバザールとしてはウズベキスタンで最も大きいとされる、チョルスーバザールをご紹介したいと思います。
タシケント地下鉄(メトロ)ウズベキスタン線のチョルスー駅は、チョルスーバザールの真ん中にあり、地上に出るとそこはもう喧騒の中。
チョルスーバザールの象徴である青いドームの周辺が、食材を扱うエリアです。
ドーム周辺は、野菜や果物を売るエリアですが、まず驚くのがその安さ。旬にもよりますが、例えばトマトはキロ当たり1000スムだったりします(2014年現在、公定レートは1ドル2500スム程度)。
ドームの中に入ると、コメやスパイス、肉を売るスペースが広がっています。
肉入り場では、鶏肉や牛肉はもちろん、豚肉も売られています。馬肉のコーナーもあり、肉と脂身が詰まった腸詰、「カズー」が店頭につるされています。
ちょっと驚くのが、いかにも「生きた羊をおろしてきました」とばかりに、皮を剥がれ、内臓を抜かれた羊の胴体が、あばらの形もそのままに店頭に置いてあったりすること。その奥では肉屋のお兄さんが豪快に羊の大腿骨を包丁で砕いていたりしています。
チョルスーの周辺には、食事処もたくさんあります。ドームの脇、メトロの駅から見て右奥のほうに、食堂が並ぶアーケードがあり、店頭でシャシリク(肉の串焼き)を焼いていたり、プロフ(ピラフ)を炊いていたりします。予算は、それらにお茶とノン(パン)を付けて、8000から9000スム、といったところでしょうか。
ちなみに個人的におすすめなのが、メトロの駅から見て、ドームとは逆方向、ナボイ通りを挟んだバザールの向かいに、スーパーマーケット「Savdo Toshkent Markazi」があるのですが、その向かって右脇にある、バス停そばの名前もない食堂。ここのベシュバルマック(馬肉やカズーの薄切りを乗せたカザフ・キルギス風麺料理)が、麺にこしがあって、あっさり塩味のスープに胡椒が効いていて、ボリューム満点で実においしい!ここはビールも飲めるので、おすすめです。予算は、ビールも一緒に頼んで12000スムくらい。タシケントではビールも頼むと20000スム近くいく店も多い中、ノンとサラダ、お茶にメインを頼むのと同じくらいのお値段で食事を楽しみつつ、ジョッキも傾けることができます。
次回は、新市街にあるバザールを紹介します。
それでは、Ko’rshamiz(コルシャームズ:またお会いしましょう)!
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