ウズベキスタン各地の民芸品が勢ぞろい! 展覧会「HAND MADE」
Assalom alaykum! 皆様こんにちは、タシケント特派員の齋藤です。
旅行と言えば、忘れてはならないのがお土産!ウズベキスタン土産としては、アトラスと呼ばれる絹織物や、地方によって独特の色合いや模様で刺繍されたスザニ、日本語学校があることで有名な、フェルガナ盆地の町リシタンの特産品である陶芸、などの民芸品を挙げることができます。しかし、そのような民芸品はどこで買えるのかについては、あまり情報がありません。
そこで今回は、ウズベキスタンで最高級のホテルである「インターナショナルホテル(旧名:インターコンチネンタルホテル)」で一か月に一回開催されているという、展覧会「ハンドメイド」をご紹介したいと思います。
特派員が行ってきたのは、2014年の12月28日。午後5時閉場で、会場についた時には3時半を回っていたにも関わらず、会場はまだたくさんの人でいっぱいになっていました。
会場には、スザニやアトラスで作られた肩掛けかばんやトートバッグ、ポーチや携帯電話ケースなどが売られていました。
布製品だけでなく、アクセサリーや小物、衣服なども売っていました。
こちらはラクダの毛が中に詰まったジャケット。店の人曰く、「着たら数分でポッカポカだよ!」とのことです。ラクダの毛という点に大いに興味をひかれましたが、試着してみたところ、あまりにも似合わないので断念しました。
男性向けのブースが少ないなぁ、と思っていたら、父子が立ち止っているブースを発見。近づいてみたら、バザールでもよく見かけるナイフ売り職人の展示でした。華やかな色合いの会場で、ここだけ浮いています(笑)
こちらはリシタンの陶芸品。職人のおじさんに話しかけられました。「なに、日本人?そうか、そうか。(お猪口くらいのぐい飲みを手に取って)日本人は、こんなので、SAKEを飲むんだろう!知っているぞ~!酒は好きか?私はアロク(ウォッカ)が好きだ!」
この日、特派員が買ったのは、この布製品!
これ、見た目はただの正方形の布に見えますが、四隅をワンタッチでつなげると、箱に変身するのです!(底にあたる部分には四角形の厚紙が入っています)
複数枚をつなげて壁に掛ければ、インテリアにもなります。特派員は三枚買いました。
サマルカンドやブハラなどの観光地に行くと、モスクやマドラサ(イスラーム神学校)の中が土産物屋になっていて、そこで民芸品をよく売っています。
しかし、観光名所で売っている民芸品には、デザインや実用性の面でいまいちなものが多いように思います。特派員は少なくともこれまで、そのような観光地の売店や露店では、食指が動くような土産物を見かけたことがありませんでした。
しかし、この「ハンドメイド」で売られていた民芸品は、作りがしっかりしており、作り手のセンスが光った趣味のいいものが多く、また、単純な「土産物」でなく、それを使う人への心遣いにあふれているようなものが多かったように思えます。
ちなみに今回、特派員が購入した布製品のブースの職人さん、Shixova Svetlana Anatolyevnaさん(ロシア文字表記:Шихова Светлана Анатольевна)は、今回の展覧会のためにフェルガナからタシケントに来られたそうです。ウズベキスタン旅行の折、もしフェルガナに寄ることがあれば、彼女の工房を訪ねてみるのもいいかもしれません。
連絡先は以下の通り(※ご本人に掲載了承済み)
メールアドレス:puchki@list.ru
また、Svetlanaさんの作品は、以下のリンク先で見ることができます(要フェイスブックアカウント)。Наши работы(ロシア語:「私たちの作品」)という写真アルバムに作品が収められています。
https://www.facebook.com/fer.puchki/photos
では、Ko'rshamiz! (またお会いしましょう!)
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