タシケントで春のお茶会@日本庭園

公開日 : 2015年05月15日
最終更新 :

Assalom alaykum! みなさんこんにちは!タシケント特派員の齋藤です。

 タシケント北部、メトロのユヌサバッド線のボドムゾル駅近くは、JICAや日本センターが入っている国際ビジネスセンターや、タシケント最高級ホテルの「インターナショナルホテル(旧称:インターコンチネンタルホテル)」などが立ち並ぶ、タシケントの発展を象徴すエリアです。ウズベキスタンの人にとってはこの近代的なエリアは自慢らしく、よくドラマのロケや、音楽PVの収録などが行われます。

 そんなエリアの一画に、「日本庭園(ロシア語:ヤポンスキー サドゥ、ウズベク語:ヤポン ボギ)」があります。1997年開園で、内部はタシケントとは思えない、静かな空間が広がっています。ウズベキスタンは若年人口が多いためか、タシケントでは結婚式をよく見かけるのですが、日本庭園は新婚カップルの記念撮影場所として人気だそうです。

 その日本庭園で、4月某日、在タシケント日本大使館主催での「SAKURA」お茶会が催されたので、特派員も見学に行ってきました。

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 普段はそれなりの入場料(20000スム)を取られるのですが、この日は入場無料でした(^^)

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 実は特派員は、日本庭園に入るのはこの日が初めてだったのですが、結構キチンとした(?)日本庭園でした。興味津々に見て回りました。

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 お茶会は、日本庭園の中ほどにある、池のほとりの東屋(あずまや)で催されました。バックヤードを覗くと、たくさんのお茶椀とお茶菓子が準備されていました。

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 今回のお茶会は、日本式の茶席と、ウズベク式のチャイハナのフュージョンで行われるそうで、国立音楽院(コンセルバトーリャ)からウズベクの伝統楽器の奏者が招かれていました。

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別のテーブルでは、以前本ブログで取り上げたハルヴァや、タタールのお菓子「チャクチャク」が並べられ、準備が着々と進みます。

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 今回茶席を取り仕切ったのは、日本語教育ではウズベキスタンで定評のある、タシケント国立東洋学大学の卒業生で、日本に留学したこともあるOさんです。日本留学中に茶道の稽古に通ったそうで、ウズベキスタンに帰国後も週一回、タシケント市内で茶道教室を開いています。朝鮮系ということもあって、若草色の着物がよく似合います。

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 今回のお茶会に招かれたのは、日本に縁があるウズベキスタンの関係者や、在タシケント各国大使館の外交官たちなどです。みなさん興味津々に見ておられました。

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 実際にお茶をたてたのは、日本大使館の館員の方です。着物姿が、男性の特派員から見てもとてもかっこよかったです。

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 日本式の茶道の次は、ウズベク式のチャイハナです。男女別々に高床に座って、ゆっくりとお茶菓子と一緒にお茶を楽しみながら、おしゃべりをします。ピリッとした様式美の日本の茶道と比べると、その差異が実に面白かったです。

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ウズベクの弦楽器の、のんびりとした、しかしどこか物憂いようなメロディが、不思議と日本庭園に調和しているように思えました。

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 この日本庭園ですが、庭園内をクジャクなどの鳥が歩き廻っていたりします。桜の時期にタシケントに来られることがあれば、一度庭園に花を見に来てもいいかもしれませんね。

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 では、Ko'rshamiz! (またお会いしましょう!)

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