中央アジア風水餃子「チュチュバラ」の作り方
Assalom alaykum! 皆さんこんにちは!タシケント特派員の齋藤です。
これまで本ブログでは、数々の中央アジアの美味しいものを紹介してきました。
ウズベキスタンに旅行される方はこれらを現地の食事処で堪能されると思うのですが、料理が好きな方の中には、できればこれらを日本で作ってみたい!という方もおられるのではないでしょうか?
そこで今回は、中央アジア風の水餃子「チュチュバラ」の作り方をご紹介したいと思います。今回作っていただいたのは、特派員のアパートの大家さんとその娘さんです。
某日、大家さんのところに行ってみると、大家さんの教え子という小学生が宿題をやっていました。大家さんは学校の先生なのですが、この国では教員の給料が低いので、教師業の傍ら、家庭教師などの副業をやっている人が多いのです。
さて、まず材料ですが、
生地:(小麦粉、塩、水、鶏卵)
タネ:(牛ひき肉、玉ねぎ、スープの素、塩、ひまわり油)
普段は羊のひき肉を使うようなのですが、今回は牛ひき肉です。鶏ひき肉で作られたものを食べたことがありますが、それもそれで美味しかったです。また、スープの素は、今回は牛のスープを使いましたが、他のだしを使ってもおいしいかもしれません。
まず、牛ひき肉とみじん切りにした玉ねぎを混ぜて、よくこねます。
塩とスープの下で味付けして、
ひまわり油を加えます。
生地は、小麦粉を水と塩、鶏卵一個で良くこねたものを30分寝かしておきます。
生地同士がくっつかないよう、生地の表面に小麦粉をまぶしながら、こねて、
叩いて、
伸ばして、
たたんでさらに伸ばします。
途中、さっきの小学生が、課題ができたというので、持ってきました。
大家さんが「リョータ!オツェンカ・コッミッシアシ(評価委員)!成績を付けてあげて!」と、そのノートを見せてくれました。
「ウズベキスタンは前途洋々の国」など、学校で覚えなければならない国の標語がノートに書かれてあります。日本で受講したウズベク語の授業のテキストにもあったこのフレーズ、本当に学校で覚えさせるんだ...!
大家さん:「どう?」
特派員:「ベッシュ!(5!)」
ウズベキスタンも評価は5段階です。
さて、チュチュバラ作りです。
生地を折りたたんで、まず縦に切ると、
縦長になるので、それを正方形の形に切ります。
それに、親指の頭大の大きさにしたタネを包み込むのですが、これが手際良い!
まず、タネを乗せて、
3分の1ほど余裕を残してタネを包み、
残りの3分の1の部分も折りたたんだ後、
くるっとひねります。
すると、このような形になります。
これを、鍋でゆでます。パスタを茹でるときと同様、お湯には大匙山盛り1杯程度の塩を投入します。
今日、チュチュバラにはトマトベースのソースをかけます。バターでいためた玉ねぎに、生のトマトとペーストのトマトを総分量の半々ずつ。
大家さん:「味が足らなかったら、トマトケチャップで味を足してね」
チュチュバラは、熱いスープに入っていることもあれば、揚げたものもあり、多様な調理法があります。今回のチュチュバラは塩ゆでしたせいか、生地が「テュルン」としていました。
ちなみにこのチュチュバラ、地方では「バラカ」という名称だそうです。
皆さんも工夫を凝らして、オリジナルのチュチュバラ(バラカ)を作ってみてはいかがでしょうか?
では、Ko'rshamiz! (またお会いしましょう!)
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