52. タシケントの今を象徴する複合施設タシケントシティ。夜の噴水ショーは必見!

公開日 : 2022年06月21日
最終更新 :

サローム(こんにちは)!

ウズベキスタンの首都、中央アジア地域で一番の大都会として急速に発展が進むタシケント。町のいたるところで再開発が進み、景観が大きく変わりつつありますが、そんなタシケントの今を象徴するような場所がその名も「タシケントシティ」です。ここは2019年にオープンした東京ドーム約4個分の広さがある巨大な公園タシケントシティパークと、市内最高級ホテルのヒルトンタシケントシティ、高級マンションからなる複合施設。ナウでヤングなタシケント市民が集まる、注目のスポットなのです。

1-tashkent-city-atas-052-01.JPG

地下鉄パフタコール駅/アリシェール・ナヴォイ駅、ウズベキスタン駅、ハルクラル・ドストリギ駅近くにそれぞれゲートがあり、そこから入場できます。園内の入場は無料ですが時折ゲートで荷物検査があり、カメラでの撮影は禁止と言われることがあるのでご注意。携帯電話での撮影なら問題ないそうです(なぜだ......)。

ゲートを抜ければそこは気持ちのいい芝生と池が広がるタシケントシティパーク! 近年タシケントでは古くからの住宅街を公園や高級マンションに作り変える都市開発があちこちで行われていますが、その代表的な例がこのタシケントシティパークなのです。先日は5年ほど前にタシケントに滞在されていたという方をここへご案内しましたが、こんな場所全然無かったのに......と絶句され、完全に浦島太郎状態でした。

tashkent-city-atas-052-02.jpg
園内のあちこちに遊具があり、健康志向なウズベク人のトレーニング場所になっている

高級マンションに囲まれたこの公園には、いたるところにレストランやカフェがあります。トルコレストランのRamizや、この国ではまだ珍しいサーティーワンアイスクリームなどがよくにぎわっています。

さらにプラネタリウムや、蝋人形館「ユルドゥーズラル・ムゼイ(星たちの博物館の意味)」も建っています。私はまだ入ったことがありませんが、ここも家族連れを中心に人気の施設のようです。

tashkent-city-atas-052-03.JPG
人気施設のプラネタリウム
tashkent-city-atas-052-04.JPG
パリに移籍したのにまだバルセロナのユニフォームを着せられている(笑)メッシがセンターの蝋人形館

またここでは事あるごとにイベントが開かれています。イベントごとに集客はまちまちですが、大晦日やナウルーズなどの祝日の度に開かれる人気アーティストのコンサートとなると大勢の観客が集まります。その他屋外バザールや、122mの巨大ピザを作るチャレンジが開かれたことも(何でピザ......)。イベント情報は、ページ最下部のフェイスブック・インスタグラムをご覧ください。

tashkent-city-atas-052-05.jpg
12月には立派なツリーが。コンサートも開催されていた
tashkent-city-atas-052-06.JPG
同じく12月開催のヤルマルカ(クリスマスマーケット)
tashkent-city-atas-052-07.jpg
訳すとオリエンタルマーケットとなるヴォストーチヌィ・バザール。伝統工芸品売り場が並ぶ
tashkent-city-atas-052-08.JPG
車の展示イベントもたびたび開かれる。車好きの国民が多いだけあって人出がすごい......

この公園一番の目玉が、ほぼ毎日開かれている噴水ショー。公園の中央にある池から音楽に乗せて華麗な噴水が次々と登場し、見とれてしまうこと必至。これが19時、20時、21時、22時と1日4回も開催されるのです(予告なく変更される場合あり)。タシケントの夜の良き思い出となること間違いありません。

tashkent1-5.jpg
tashkent-city-atas-052-09.JPG
国旗カラーの水色、白、黄緑、赤色で装飾された見事な噴水

そしてタシケントシティパークの正面に堂々と立っているのが、世界的高級ホテルチェーンのヒルトンタシケントシティ。ここについては以前宿泊レポートを執筆しているのでぜひご覧ください(7. タシケント最新高級ホテル・ヒルトンタシケントシティ宿泊レポート!)。客室によってはタシケントシティパークが一望でき、夜は壮観そのものです。

1-tashkent-hilton-tashkent-city-atas-007-01.JPG
tashkent-hilton-tashkent-city-atas-007-10.JPG

また今後タシケントシティに大規模なショッピングモールも建てられるとのこと。ZARAなど有名ブランドショップなどもここに入るようです。旅行者にとっても駐在者にとっても、今後も目が離せない場所になるでしょう。

tashkent-city-atas-052-10.JPG
ショッピングモール予定地に掲示されていたイメージ図

というわけで、シルクロードの歴史深い国というイメージとは180度異なるスポット、タシケントシティをご紹介しました。アクセスもいいので、ぜひ観光の合間にふらっと立ち寄ってみてください。

それではコルシュグンチャ・ハイル(また会う日まで)!

■タシケントシティ Tashkent City

住所
Tashkent City, Toshkent
入場料
無料(プラネタリウムなど屋内施設は有料)
アクセス
地下鉄パフタコール駅、アリシェール・ナヴォイ駅、ウズベキスタン駅、ハルクラル・ドストリギ各駅から徒歩約5分

筆者

ウズベキスタン特派員

伊藤 卓巳

根っからのスタン系大好き人間です。まだまだ知られていないウズベキスタンの魅力や情報を、サマルカンドより愛をこめてお伝えします!

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。