空の橋

公開日 : 2018年09月01日
最終更新 :
筆者 : fujinee

ジョージア国の魅力を挙げるときに忘れてはならないものが建築だと思います。特にトビリシは世界中他に類を見ないようなユニークな建築物が集まる街です。

トビリシの建築物を僕は3つに分類しています。ここ100余年の間に作られた近代建築、教会等それ以前のもの、そして最近盛んに建てられている近未来風建築です。

近代建築の中にも様々な様式が混在していますが、街の中心地から少し外れるとここ100余年のの建築物が散見されます。要塞のような巨大工場やパズルのような団地群。こういった巨大で無機質な建築物に特別な興味を抱く方々も少なからずいると思います。僕もその一人です。

先日、ある印象的な建築物を観に行ってきました。メトロ・トビリシのStationSquare駅(სადგურის მოედანი)から第二路線Saburtalo線(საბურთალოს ხაზი)に乗り換えて終点State University駅(სახელმწიფო უნივერსიტეტი)で下車。突き当りまで北に歩き、そこから東へ歩くとNutsubidze(ნუცუბიძე)と呼ばれる区画があります。この区画全体にかつてのアパート群が見られますが、最初に見えてくるNutsubidze Plato I(ნუცუბიძის ფერდობი I მიკრორაიონი)と呼ばれる地区に一際目立つアパートが現れます。

↑この警察署の北側の建物です。

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↑複数のアパートの上層階同士が高架橋で繋がれています。

僕は「空の橋」と名付けてみました。

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↑曲がりくねった道を上に登っていくとその橋の入り口があります。

一階の入り口からはかなり距離がある高台の側からも建物に入れるようにする為に上層階で建物同士を繋げたのでしょうね。

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↑橋を渡ってみました。

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↑少々不気味な雰囲気がたまりません(笑)。

トビリシの街にはまだまだこういった「隠れた面白いもの」が沢山ありますよ。

筆者

ジョージア特派員

fujinee

ジョージアのトビリシに住んでいます。音楽や芸術が好きなので、そのような記事が多くなります。

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