Hostel Nevskyで学んだイランのタロフについて

公開日 : 2018年12月04日
最終更新 :
筆者 : fujinee

【追記】以下の記事について。現在、Hostel Nevskiはマネージャーが変わっています。タジク人の知り合いナジールがマネージャーをやってますが英語が喋れないので以前とは宿の雰囲気は変わりましたね。(2019.08.04)

トビリシに来てからしばらくはホステル暮らしをしていました。その間幾つかのホステルを体験しましたが、そのほとんどの期間はHostel Nevskyというホステルでお世話になっていました。

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↑ぶどう棚が目印のホステル。教会の隣です。

Hostel Nevskyはイラン人の方々が経営する宿です。オーナーのDatoさんはジョージア人ですが、マネージメントのリーダーを勤めるAziziさんElaheさん夫妻を始め宿のスタッフは皆イランの方々です。宿泊者もイラン人が多いですね。

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↑オーナーのDatoさんと。

※以下ご本人の了解を頂いた方々のみの掲載です。

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↑AziziさんElaheさん夫妻と。

Hostel Nevskyは観光地エリアのメトロ・マルジャニシュヴィリ駅(Marjanishvili/მარჯანიშვილი)から徒歩数分のアクセスの良い宿です。ドミトリーにエアコンがあるのも大きなポイントと言えます。トビリシの夏は暑いです。あとリーダーの夫妻が英語が堪能ですので、英語で多少の意思疎通が出来れば大きな助けになります。トビリシは英語が通じない宿が多いです。

あとこの宿のもう一つのセールスポイントはイランのホスピタリティだと言えるでしょう。僕はこの宿で長期過ごした事によってイラン人に対する印象が良い方向に大きく変わりました。この宿で出会うイラン人は例外なく皆良い人々でした。特にマネージメント側の人々の礼儀は絶賛に値すると思っています。我々日本人は礼儀正しい人種だと評価されてるようですが、例えばレディースファーストやテーブルマナー等、まだまだ不躾な部分が多々あると思い、こういう他国の礼儀には多く学ぶべきものがあります。勿論、僕も含めての事です。

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↑大親友Aidin氏と。彼も中身までハンサム・ガイです。

この宿に泊まっていた時に、「タロフ」(「タアーロフ」とも。تعارف)と呼ばれるイランの習慣について教わりました。ジョージアの情報ではありませんが、こういったブログには相応しい情報ではないかと思い掲載します。

イラン人はホスピタリティ溢れる人種ですが、そのホスピタリティから生まれる「建前」が存在するようです。この建前をタロフと称するようです。

例えばイランを訪れると良く初対面の人々から食事に誘われる事があるそうです。でもこういう誘いは「社会でそうしなければ失礼だ」という建前で行っている場合があり、こちらが快諾して行ってみると相手は何も用意していないという事にもなりかねないと言います。要するにその親切な誘いと、それに対する丁寧な断りが社会の礼儀として一つのセットになっている訳ですね。

実は僕も最初皆の食事の誘いを全部快諾していたらだんだん気まずい雰囲気になり、遠回しにこのタロフについて教わりました。イランの礼儀ではこのタロフについて3回は断るように教えられるそうです。

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↑ホステル裏口。このマークが目印。

Hostel Nevsky

住所:24a Egnate Ninoshvili Street 1F,Chugureti,0112,Tbilisi,Georgia

予約は地球の歩き方ホテル情報から!:https://hotels.arukikata.com/

筆者

ジョージア特派員

fujinee

ジョージアのトビリシに住んでいます。音楽や芸術が好きなので、そのような記事が多くなります。

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