カズベギに行ってきました
ゴールデンウィークに日本の友人が遊びに来たので、5/1は遠出してカズベギまで行ってきました。カズベギはジョージア北部、カフカス山脈のロシア国境近くに位置する山間の観光地です。因みに「カズベギ」とは5000mを超える高峰の名で、拠点となる村の名前は正式には「ステパンツミンダ」と呼んでいます。10年ほど前から人気が出てきた、ジョージアでも1・2を争う有名観光スポットです。
トビリシからカズベギに行くには、メトロ・トビリシのディドゥベ駅西口のバス・ターミナルから出発します。ディドゥベ駅を降りてターミナルを歩いていると必ず客引きが寄ってきますので行き先を告げて値段交渉をします。カズベギまでの料金はマルシュルートカ(乗り合いヴァン、以下マルシュ)だと1人片道10ラリ、乗り合いタクシーだと1人片道15ラリと聞いています。僕等は乗り合いタクシーに声を掛けられ、すぐに出発するので1人20ラリという条件で承諾しました。
因みに以前この記事 で書きましたが、ジョージアの車の運転は非常に危険で荒いので、利用前に承知しておいて下さい。
↑ディドゥベ駅のバス・ステーション。駅の西口全体がターミナルになっています。
↑ディドゥベ駅西口の風景。
↑今回乗った乗り合いタクシー。
トビリシからカズベギまでは片道約3時間半かかります。乗り合いタクシーだと途中1~2箇所で停まって貰えます。途中のアナヌリ教会とロシア友好モニュメントで停まるのが一般的です。今回はアナヌリ教会のみの休憩となりました。
↑アナヌリ教会。
↑ロシア友好モニュメントの位置。
トビリシからカズベギまではジョージア軍用道路が通っています。ジョージア軍用道路は途中から絶景の連続になります。スキーリゾートとして有名なグダウリの十字架峠あたりが最高地点となりますが、この時期は一面の銀世界でした。
↑ジョージア軍用道路の絶景。
ステパンツミンダ村に着くと山の上にゲルゲティ・トリニティ教会が見えるので、そこを目指して登山をします。4WDで教会まで登る方法もありますが、体力に問題がないのであれば、ここは是非、徒歩で教会を目指したいところです。約1時間、少々ハードな山登りとなりますが、その分、上からの眺めと教会内部の美しさが心に沁みます。
↑ステパンツミンダ村。川を渡って西側に入る道を登っていきます。
↑登山道の景色。
ゲルゲティ・トリニティ教会は宗教施設ですので中の撮影は遠慮しましたが、一緒に行った友人は感動していました。帰りは行きに降ろして貰った辺りで車を探します。僕等は帰りも乗り合いタクシーにしました。
↑ゲルゲティ・トリニティ教会。
因みにこの日のトビリシの気温は約25℃。カズベギはかなり寒いと聞いていたのでセーターを用意していましたが必要ありませんでした。上着のパーカーが一枚あれば充分で、登山中はTシャツ一枚でも大丈夫でした。登山中少し雨に降られましたが、上に着いたら快晴でしたので見事な絶景が拝めました。
↑山頂からの景色。
【カルトリ語表記と読み方】
★ディドゥベ駅(Didube/დიდუბე/didube)
★カズベギ(Kazbegi/ყაზბეგი/q'azbegi)
★ステパンツミンダ(Stepantsminda/სტეფანწმინდა/st'epants'minda)
★アナヌリ(Ananuri/ანანური/ananuri)
★ゲルゲティ・トリニティ教会(Gergeti Trinity Church/გერგეტის სამების ტაძარი/gerget'is samebis t'adzari)
筆者
ジョージア特派員
fujinee
ジョージアのトビリシに住んでいます。音楽や芸術が好きなので、そのような記事が多くなります。
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