コミタス博物館【アルメニア・エレヴァン】

公開日 : 2019年06月23日
最終更新 :
筆者 : fujinee

ジョージアの首都トビリシを離れて、アルメニアの首都エレヴァン(エレバン、イェレヴァンとも)に来ています。一週間の滞在となりますのでいくつかエレヴァンの記事も混ぜようかと思っています。

アルメニアそしてエレヴァンにはいろいろな魅力があると思いますが、僕にとってエレヴァンは音楽と芸術の都です。この一週間は主にそちら方面の探究をしたいと思っています。

アルメニアは旧ソ連時代から、クラシックやジャズ、民族音楽などを主に、音楽に関してはユニークな発展を遂げてきた国です。クラシック音楽に関しては大作曲家アラム・ハチャトゥリアンさん(Aram Khachaturian 1903~1978)を筆頭に偉大な作曲家が何人かいます。

6/23はその中の一人、コミタスの博物館に行ってきました。コミタスことコミタス・ヴァルダペットさん(Komitas Vardapet 1869~1935)はアルメニアの伝統音楽や聖歌隊の手法を採り入れた独特な作曲家で、トルコによるアルメニア大虐殺を目にした事で精神疾患により作曲活動が出来なくなってしまった作曲家です。

近年、ジャズ界に彗星の如く現れて世界的に有名になったアルメニア出身のピアニストのティグラン・ハマシアンさん(Tigran Hamasyan 1987~)がコミタス作品を積極的に採り上げており、コミタス再評価のきっかけにもなっています。

コミタス博物館はエレヴァン中心部からは少し離れていて、共和国広場から徒歩で約30分かかりました。公園に隣接した小さな博物館で二階の入り口から入場します。入場料1000AMD。

001.jpg

↑コミタス博物館入り口。

002.jpg

↑コミタス博物館。矢印の入り口から入場。

小さな博物館と言えども、内部はコミタスゆかりの品で埋め尽くされています。素晴らしい博物館だと思いました。

003.jpg

↑コミタスの肖像。

004.jpg

↑コミタス使用の名刺。

005.jpg

↑コミタス使用のインクスタンド。

007.jpg

↑実際に使用されたコンサート・ピアノ。

006.jpg

↑楽曲で使用されたフルート。

008.jpg

↑"Chem Krna Khagha"の楽譜。

009.jpg

↑当時のコンサート・プログラム。

010.jpg

↑コミタス博物館の入場券。

コミタス博物館(Komitas Museum Institute)

住所:28 Arshakunyats Ave, Yerevan,Armenia

電話番号:+374 11 570570

営業時間:10:00~16:30(水曜定休日)

入場料:1000AMD

URL:https://komitasmuseum.am/en/

筆者

ジョージア特派員

fujinee

ジョージアのトビリシに住んでいます。音楽や芸術が好きなので、そのような記事が多くなります。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。