ダヴィドガレジ~ウダブノ
先日、ジョージアとアゼルバイジャンの国境付近にあるダヴィドガレジへのツアーに参加してきました。ダヴィドガレジは山肌に作られた複合修道院施設です。先頃訪れたヴァルジア遺跡と少し似ていますね。
ダヴィドガレジへのツアーは4月から10月の毎日午前11時にメトロ・トビリシのリバティ・スクエア駅前のプーシキン・パークから出発しています。10:30頃に行けばマネージャーの人が声を掛けてきます。分からなければ近くにツーリスト・オフィスがあります。
↑このパンフレットが配られます。
↑今回乗ったマルシュルートカ。
実は現在、ジョージアとアゼルバイジャンの国境の問題で、ダヴィドガレジの周遊ルートのほとんどは立入禁止になっています。拝観できるのは手前のごく一部の修道院施設のみです。これで30ラリ。途中で組み込まれている昼食と夕食の休憩は別途出費となります。
トビリシを出発したマルシュルートカ(乗り合いヴァン、以下マルシュ)はカヘティ・ハイウェイを東に走り約1時間でサガレジョという町に着きます。サガレジョから南に折れてウダブノという村を目指します。
この辺りからオフロードが混ざってきます。したがってマルシュはスピードを落とす事となります。しかしマルシュがスピードを落とす事によりこの辺りの絶景をじっくり観る事が出来るので良いのではないでしょうか。
ウダブノに近付く辺りから風景は大草原になります。途中に湖があるのですが、ここで撮影タイムを設けてもらいました。
↑ウダブノの大草原。
ウダブノの大草原の緑色は、ダヴィドガレジに近付くに従って段々と茶色に変わっていきます。ダヴィドガレジに着く頃には辺りは荒野となります。因みに「ウダブノ」とはカルトリ語で砂漠の意味だそうです。
↑ダヴィドガレジの荒野。
ダヴィドガレジでは約2時間が与えられましたが、何せ大部分が立入り禁止の為、時間を持て余してしまいました。僕は風景を観ながら座っていましたが、駐車場を起点にしてハイキングをしても良かったかなと思っています。
↑ダヴィドガレジ複合修道院。
そんな訳でダヴィドガレジ観光はすこし残念な状態なのですが、僕個人はそれでもこのツアーは参加する価値があると思っていました。ウダブノからダヴィドガレジの風景を満喫できるのですから。
ダヴィドガレジを出発すると、少し早い夕食の場所になるウダブノのレストランを目指します。実は去年、私用で3回程ウダブノを訪れたのでこれが4回目になります。僕は出不精なので、ジョージアの自然はまだほんの一部しか体験していませんが、この辺りは絶景が多いとされるジョージアの風景の中でも白眉ではないでしょうか。
↑ウダブノの大草原。中央に見える白い点はヒツジの群れです。(2018.11)
ウダブノの空気は間違いなく澄んでいるのですが、地平が余りに遠い為、遥か彼方に見えるものが雲なのか山なのか、地平なのかはたまた空なのか霞んで曖昧になります。今まであまり経験した事がない風景ですね。ジョージアの大自然が旅人を帰すまいと牙を剥き出しにしてくる辺りです。
↑ウダブノの風景。
ウダブノのレストランは牧場経営している良い感じのレストランでしたね。値段は少々高めですが、雰囲気に払う値段と考えれば納得がいきます。
↑Black Horse Restaurantでの情景。
次は情報を集めて、是非ウダブノのホステルで一泊してみたいですね。
↑ウダブノ村。
【英語/カルトリ語表記と発音】
ダヴィドガレジ(Davidgareji/დავითგარეჯა/davitgareja)
リバティ・スクエア駅(Liberty Square/თავისუფლების მოედანი/tavisuplebis moedani)
サガレジョ(Sagarejo/საგარეჯო/sagarejo)
ウダブノ(Udabno/უდაბნო/udabno)
↑ツアーの集合場所のプーシキン・パーク。
↑ダヴィドガレジ複合修道院。
↑夕食を取ったウダブノのBlack Horse Restaurant。
ツアースケジュール
11:00 トビリシ出発(途中昼食休憩あり)
13:30~14:00 ダヴィドガレジ到着
14:00~16:30 ダヴィドガレジ拝観
16:30 ダヴィドガレジ出発
17:00 ウダブノにて夕食
18:00 ウダブノ出発
19:30~20:00 トビリシ到着
※時間は若干ずれます。
ツアー料金:30ラリ(食事代は別)
"Gareji Line"ツアー フェイスブック・ページ
https://www.facebook.com/gareji.line/
電話番号:+995 551 95 14 47
筆者
ジョージア特派員
fujinee
ジョージアのトビリシに住んでいます。音楽や芸術が好きなので、そのような記事が多くなります。
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