【初夏の南ジョージア②】絶景ルートとふたつの要塞
前回の続きです。
初夏の南ジョージア。
トモグヴィ村のアレクサンドレの宿で2泊するので、2日目は丸一日かけてあたりを散策してみようかと思いました。
観光地ヴァルジアまで宿から約5kmですが、一度行っているので今回は省きます。
私が目をつけたのはヴァルジアの手前にあるトモグヴィ要塞、そして宿から約10km北上したところにあるヘルトヴィシ要塞のふたつの要塞です。
↑南ジョージアの草花。
この2ヵ所を徒歩で回るのはかなりの距離になります。
しかし天気は最高で、しかも丸一日かけられるのでハイキング気分で出発しました。
トモグヴィ要塞は宿から近いのですが、たどり着くための道がわからず、遠くから眺めるだけに留まりました。
↑トモグヴィ要塞遠景。
次に徒歩で約10kmの道のりを歩いてヘルトヴィシという村に向かいます。
結局ヘルトヴィシまでは片道約2時間、要塞を見て宿に戻るまで約5時間かかりました。
しかし道中はどこを切り取っても絵になる絶景ルート。
体力にさえ自信があればこのルートは4~5時間歩いても退屈しません。
↑とにかく牛! 牛! 牛! 牛の糞の香りの道を行きます。
ただしこの季節は紫外線と日射病対策を怠るわけにはいきません。
かく言う私も、油断している間に全身真っ赤に日焼けしてしまいました。
ヘルトヴィシ要塞はアハルツィヘのラバティ要塞と比べたらこじんまりした感じ。
むしろ、その道中の絶景と要塞からの眺めを楽しむハイキングとなりました。
↑ヘルトヴィシ要塞のチケット。
しかし、ヘルトヴィシ要塞のたたずまいはまさに「兵(つわもの)どもが夢の跡」。
夏草が茂る朽ち果てた要塞にたたずみ、歴史の歩みを自分なりに想像してみます。
↑ヘルトヴィシ要塞。
↑ヘルトヴィシ要塞からの眺め。
ヘルトヴィシ村にある道中で唯一の商店で飲み物を補充し、復路はクラ川のほとりで休息を取りながらのんびり帰ってきました。
↑トモグヴィ~ヘルトヴィシの風景。
【地名の英語/カルトリ語表記と発音】
★トモグヴィ要塞(Tmogvi Fortress/თმოგვის ციხე/tmogvis tsikhe)
★ヘルトヴィシ要塞(Khertvisi Fortress/ხერთვისის ციხე/khertvisis tsikhe)
★クラ川(Kura River or Mtkvari River/მტკვრის მდინარე/mt'k'vris mdinare)
【温泉情報】
前回、温泉の存在を聞いていたので、今回、宿のアレクサンドレさんにその場所を聞いてきました。
この2ヵ所以外にヴァルジアにも1ヵ所あるそうですが、その場所はわかりませんでした。
※現在、ジョージア国では新型コロナウイルス対策のため公衆浴場は営業していません。
↑1ヵ所目はこの宿"GENO"。
↑そしてもう1ヵ所はこのあたり、クラ川を渡って北側に入っていくそうです。
↑トモグヴィ要塞。
※本来、トモグヴィ要塞は車で行くべき場所で、眺めがすばらしい場所だとのことです。
↑ヘルトヴィシ要塞。
■ヘルトヴィシ要塞
・住所表記なし
・入場料: 5ラリ
↑ゲストハウス・アレクサンドレ。
■ゲストハウス・アレクサンドレ(Guesthouse Aleksandre)
・住所: Centralnaya 1,0500 T'mogvi,Georgia
ダブルルーム1泊40ラリからですが、食事代1泊10ラリかかります。
行き方については以下の記事をご参照下さい。
1ラリ≒35.3円(2020年7月1日現在)
筆者
ジョージア特派員
fujinee
ジョージアのトビリシに住んでいます。音楽や芸術が好きなので、そのような記事が多くなります。
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