【ジョージア・パンキシ峡谷】私の夏休み①ジョコロ村
トビリシは暑い夏を迎えており、気温40℃に届きそうな日もあります。
先日、夏休みを取って国内旅行に出かけてきました。
今回の行き先はジョージア北西部、パンキシ峡谷にあるジョコロという村です。
ジョコロ村へのマルシュルートカ(乗り合いヴァン、以下マルシュ)はトビリシ市内のオルタチャラ・ターミナルから。
7:30発と14:20発の2便があります。
7:30発の便を利用しました。
↑オルタチャラ・ターミナル。ジョコロ村行きのマルシュは矢印の乗り場から。
↑マルシュの行き先表示、ジョコロはこう表記します("L"の字が簡略化されている可能性あり)。
ジョコロ村までは片道約4時間、10ラリでした。
トビリシを出たマルシュはカヘティ・ハイウェイを西に走り、バクルツィヘという町で北東に曲がります。
ジョージア・ワインの名産地であるこのあたりは桃の産地でもあるようで、街道沿いには桃の直売所が並んでいます。
↑ジョージアの桃はこれでわずか2ラリ!
今回向かうパンキシ峡谷という場所は、チェチェン系の「キスト」と呼ばれる民族が住む地域として知られています。
キストの人々の多くはムスリム教徒。
ジョコロ村に入る手前にアフメタという町がありますが、このあたりからヒジャブを被った女性が目立つようになります。
ジョコロ村でも女性の大半はヒジャブ姿。
↑ジョコロ村のモスク。
↑ジョコロ村には教会も共存しています。
ジョコロ村では2泊して自然を散策しました。
1日目はパンキシ峡谷を北に向かって散歩。
約10km先に滝がありますが、炎天下ではとてもそこまで辿り着かず、河原で休んで帰ってきました。
↑ジョコロ村と周辺の風景。
↑これは養蜂設備。
2日目は丘の上にある見張り塔まで。
小さな塔ですが、丘を登るので眺めがきれいです。
↑見張り塔とその丘からの眺め。
↑ジョコロ村とその周辺の風景。
パンキシ峡谷はかつて、イスラム教のテロリストの巣窟として恐れられた地域。
少なくとも現在のジョコロ村にそのような恐ろしさはまったく感じられません。
むしろこのコロナ禍において、東洋人である私にも偏見なく皆が話しかけてきます。
この村を訪れるべき最大の理由はキストの人々のホスピタリティなのかもしれません。
次回の記事はジョコロ村で宿泊した宿、ナジース・ゲストハウスについてです。
1ラリ≒34.5円(2020年8月2日現在)
↑ジョコロ村は建築もユニークな気がしました。
【地名の英語/カルトリ語表記と発音】
ジョコロ(Jokolo/ჯოყოლო/joq'olo)
オルタチャラ(Ortachala/ორთაჭალა/ortach'ala)
バクルツィヘ(Bakurtsikhe/ბაკურციხე/bak'urtsikhe)
アフメタ(Akhmeta/ახმეტა/akhmet'a)
パンキシ(Pankisi/პანკისი/p'ank'isi)
ハドリの滝(Khadori Waterfall/მახვალის (ხადორის) ჩანჩქერი/makhvalis (khadoris) chanchkeri)
↑オルタチャラのバス・ターミナル。
※「ここからジョコロ村へのマルシュはないから駅でタクシーを捕まえろ」とだましてきた男がいましたが、マルシュはあります。
↑ジョコロ村。
↑ジョコロ村から10km強歩くと辿り着くハドリの滝。
↑見張り塔はこのあたり。
筆者
ジョージア特派員
fujinee
ジョージアのトビリシに住んでいます。音楽や芸術が好きなので、そのような記事が多くなります。
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