【ジョージア】秋のトゥシェティ⑤羊の解体
オマロ村ではわれわれのような外国人の観光費用が生活の糧となっています。
特に私のような季節外れの客は喜ばれ、羊を一頭さばいてもらうことになりました。
まずはオマロ村にいる仲間の羊飼いのところに行きました。
羊の中からよさそうなものを一頭選び譲ってもらいます。
↑羊の群れから一頭の羊を選びました。
選んだ羊は4本の足をロープで縛って袋に入れて運びます。
村の外れの丘の上に「サロツァヴィ」と呼ばれるジョージア正教のほこらがあります。
羊をしめるときにはまずこの場所で儀式を行うようです。
↑サロツァヴィ。
まず羊の首に白い布を巻き、サロツァヴィにパンや酒を供えます。
そしてろうそくを灯して祈りを捧げたあとで羊の首の白い布をほどき、近くの木の枝に結びます。
↑木の枝に結んだ白い布。
そのあとで持ってきたナイフで羊の首に致命傷を入れて絶命するのを待ちます。
羊が絶命すると、近くの木の枝に羊の後ろ足を縛って吊るし、肉を解体。
いつもやっていることなのでしょう、慣れた手つきで行っていました。
羊肉のなかでモツ類はその場でバーベキュー(ジョージア語で「ムツヴァディ」)にしていただきました。
ジョージアではムツヴァディはパンに挟んでいただきます。
羊のモツ類は臭みがなく、日本で食べる豚のモツ焼きに似ています。
残った肉は翌朝、オーストリ(シチュー)にしていただきました。
↑ムツヴァディ。
↑オーストリの画像は忘れたので、これはトビリシの庶民レストラン「マプシャリア」のオーストリ(左)。
【英語/ジョージア(カルトリ)語表記と発音】
ほこら(small shrine/სალოცავი/salotsavi)
バーベキュー(barbecue/მწვადი/mts'vadi)
オーストリ(ostri/ოსტრი/ost'ri)
筆者
ジョージア特派員
fujinee
ジョージアのトビリシに住んでいます。音楽や芸術が好きなので、そのような記事が多くなります。
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