【イラン社会の礼儀作法】タアーロフについてたずねてみました
前回の記事で、イランの礼儀作法であるタアーロフについて書きました。
その後、またイランにいる友人とやり取りする機会がありました。
その際に、あえてそのタアーロフについて質問してみることに。
私が前回の記事に書いたようなことをひと通りたずねてみました。
その結果、いくつかの指摘をもらいました。
まず、相手の誘いを3回断るというルールは、親しい友人関係の中ではそこまで堅苦しいものではない、と。
場合によっては1回や2回の場合もあり、またすぐに承諾する場合もあるそうです。
それはお互いの理解度によって変わるとのこと。
ただし、本気で誘う場合は3回断られても4回誘い続けるというルールは納得していました。
まだ、タアーロフに関する私の認識は一人前ではないようです。
ただし、ここでもらった答えについても、必ずしも正しいとは言い切れないと思います。
まず、タアーロフに関しては、イラン社会の中でも人によって解釈が違うということ。
現地の人でも、建前と本気の差がわからないということはよくあるそうで、そういう場合は探りを入れながら反応を見るそうです。
また、タアーロフという礼儀作法自体が多少はデリケートなことなので、友人であっても、必ずしも正直な答えが返ってくるとは思っていませんでした。
実際、親しい友人関係の中でも、自分の判断が間違ったかと雰囲気で感じるケースは何回かありました。
いずれにしても、イラン社会を知るためにはまずはタアーロフを知らなければならないということ。
そして、タアーロフは複雑で難しいルールであるということは事実であるようです。
※前回に続き、今回の画像は、2019年にイランを訪れた際に撮影したもの。
雲の中にあるポルセフィードという村です。
筆者
ジョージア特派員
fujinee
ジョージアのトビリシに住んでいます。音楽や芸術が好きなので、そのような記事が多くなります。
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