【ジョージア】8月17日よりマスク着用を義務化

●ジョージア国内の新型コロナウイルス新規感染者数が1日当たり6千人を超えるなど、非常に高い水準で感染拡大が続いており、収容可能な病床数も減少してきています。

●ジョージアには渡航中止勧告（レベル3感染症危険情報）が出されています。ジョージアへの渡航は、どのような目的であれ止めてください。

●2021年8月17日より公共施設等の屋内、屋外の両方でマスクの着用が義務づけられます。

1. ジョージア保健当局の発表によれば、2021年8 月 17 日の新規感染者数は 6,208 人、死亡者 47人と過去最多となり、感染は拡大を続けています。

1日あたり5,000人を超える新規感染者が連日発生する中で、新型コロナウイルスに感染した患者を収容可能な病院の病床数 約7500床のうち、空いているのは500床程度と減少してきています。こうした状況を受け、国立疾病管理センター所長は、17日、「ジョージアの医療システムは非常にひっ迫している」と発言しています。

2. 病院の病床数が足りないことに加え、現在は、軽症者用のホテル等の隔離施設の空きも足りない状況が常態的に発生しており、高熱等の症状がある感染者も自宅待機を余儀なくされる状況となっています。

PCR 検査を受け、新型コロナ感染が判明した方には、保健省からの電話連絡で濃厚接触者の聞き取りがある他、即時の病院等への搬送の必要性が判断されます。もし必要がないと判断されれば、かかりつけ医がない方には、保健省の医師から毎日電話で病状の聞き取りが行われるのみで、医師からの指示があるまでは自宅療養が続きます。

在留邦人の皆様におかれましては、これまで以上に危機感を持って感染予防対策に取り組んでいただき、不要不急の外出自粛や、指定された場所でのマスク着用やソーシャルディスタンスの励行等、各種制限を遵守するなど、「感染リスクを減らすための対策」の徹底をお願いします。

3. また、5日の当局の発表によれば、現在、トビリシ及びバトゥミで確認されている感染者は全てデルタ型への感染とのことです。デルタ型は、従来のウイルスに比べて感染力が強く重症化しやすいとされております。加えて、ジョージア国内においては、ワクチン接種済みであっても感染して重症化したというケースが報告されており、ワクチン接種済みであるからといって感染予防対策に手を抜くことのないよう、よろしくお願いします。

4. 新たにジョージアへの渡航を計画されている方におかれては、日本政府は当地の新型コロナウイルスの感染拡大状況に鑑み、現在もジョージアにはレベル3の感染症危険情報（渡航中止勧告）を発出していますので、ジョージアへの渡航は、どのような目的であれ止めてください。

5. 新型コロナウイルス感染症対策のため、17 日、ジョージア政府は新たな規制を発表し、公共施設等の屋内、屋外の両方でマスクの着用が義務づけられることとなりました。

発熱や味覚障害など、コロナウイルス感染が疑われる症状を自覚した場合には、直ちに【112】に電話をしてください。【112】は本来緊急用の電話番号ですが、現在は英語対応によるオンラインクリニックへ繋がり、症状等に ついて相談することが可能になっています。

感染の疑いがない状況で、新型コロナウイルスに関して何らかの相談をしたい場合には、

・政府ホットライン【144】

・ジョージア保健省ホットライン【1505】

をご利用ください。

なお、感染が疑われた場合には、可能な限り在ジョージア日本大使館にもご連絡いただきますようお願いいたします。

ジョージア政府による新型コロナウイルス関連特設サイト

※以上、大使館からのメールを引用。

※画像は夏のトビリシ中央市場です。