【ジョージア】色づくラチャ・レチフミ②~ゲストハウス・バラコニと絶品ハルチョ
トビリシからオニ村へのマルシュルートカ(乗り合いヴァン、マルシュ)の事前情報が得られなかったため、オニ村での宿は飛び込みで考えていました。
オニ村には通称「画伯の家」とも呼ばれるギャラリーという名宿があります。
↑ギャラリー。
1泊目はそのギャラリーに宿泊したいとも思っていたのですが、あいにく満室。
そのギャラリーで教わったゲストハウス・バラコニ(以下バラコニ)という宿に空室がありました。
↑ゲストハウス・バラコニ。
バラコニはロビゾン/アナ夫妻が営む田舎の家庭宿。
交渉の結果、食事なしの1泊50ラリとなりました。
↑ゲストハウス・バラコニのベッドルーム。
バラコニの難点は、シャワーの温度が安定しないことと部屋に暖房がないこと。
しかしジョージアの田舎の宿において、私はこの程度は許容範囲です。
私は夜間、ジャンパーを着用して就寝しました。
↑民芸館のようなゲストハウス・バラコニ。
↑読書が趣味だというアナ夫人の本棚。
アナ夫人は多少の英語が理解できますが、ジョージア語が多少は理解できる人がいるとよいでしょう。
そして結局このバラコニに合計5泊することとなり、この宿を拠点に周辺を散策しました。
初日は宿の主人の車に乗せてもらい、周辺の村へドライヴ。
↑訪れた2堂の教会。
↑学校。
ガリ村とラグヴァンタ村では2堂の教会、そして学校などを訪問。
ほかのジョージアの地方と同様に、ラチャ地方にも多くの教会がありますが、施錠してあり拝観できないものもありました。
色づく山々をバックに駐車された古バスはジョージアを画像1枚で表現した風景とも言える気がします。
↑古バスの背後の山が映える。
↑ガリ村付近の風景。
チャラ村へ向かう道沿いにはパン屋と食事処が。
経験上こういった店にまずハズレはないのですが、あいにく食事時ではありませんでした。
↑パン屋と食事処。
↑珍客。
↑チャラ村。
ピピレティ村へ向かう途中には湧き水があります。
この地方にはほかにも多くの湧き水がありますが、鉄分の味が強く、私の好みではありませんでした。
しかしこの水は、健康のためにはよいとのこと。
↑湧き水。
宿の夕食はつけなかったため、夜はレストランへ。
マルシュが停まる広場にカフェ・レストランが1軒あります。
おそらくオニ村の中のレストランはここ1軒のみだと思われますが、ここは安価で味も確かでした。
特に2日目の晩に食したハルチョが絶品で、それ以来はこのハルチョを毎晩リピートしました。
↑カフェ・レストラン。
↑4日間リピートしたハルチョ。
↑このオストリも美味。
↑レモネードはセルフ・サービス。
夜は宿の奥にある暖炉のある部屋に行けば、宿の夫妻やほかの宿泊客との語らいができます。
アナ夫人が作ったシュクメルリの残りもいただきました。
おいしかったですが、乳製品を使用しない本場スタイルのシュクメルリではなく、少量のミルクを使用しているそうです。
↑暖炉のある風景。
↑夜は語らいのひととき。
↑アナ夫人のシュクメルリ。
私が訪れた10月中旬はワインシーズン。
無料で自家製ワインを存分に飲ませてもらい、帰りには3ℓのワインをペットボトルに詰めていただきました。
↑手土産のワイン。
オニ村へは一年を通してマルシュで訪れることができるそうです。
しかし冬場は積雪のため、奥の村へはアクセスしづらくなります。
また春はクマが子供を連れている時期なので、車以外での山歩きはしないように言われました。
2021年10月中旬のオニ村は、夜間はジャンパーが必要でしたが、日中は20℃近くまで届く陽気でした。
↑オニ村。
■カフェ・レストラン(クヴェ・チャメ・ダ・クヴェ・ツァディ)
・23時閉店
私が食したメニュー
・オストリ(牛肉のシチュー、オーストリとも)+レモネード+プリ(パン)=12ラリ
・ハルチョ(羊肉のスープ)+レモネード+プリ(パン)=11ラリ
※オストリおよびハルチョにはパクチーが入っています。
■ゲストハウス・バラコニ
予約サイト登録なし
■ギャラリー
予約サイト登録あり
※文中のほかの場所は以下の表記で検索
・ガリ村(ღარი/Gari)
・ラグヴァンタ村(ლაგვანთა/Lagvanta)
・チャラ村(ჭალა/Chala)
・湧き水(სორტუანი მჟავე წყალი/Mineral Water Sortuani)
・ピピレティ村(პიპილეთი/Pipileti)
1ラリ≒36.4円(2021年10月21日現在)
筆者
ジョージア特派員
fujinee
ジョージアのトビリシに住んでいます。音楽や芸術が好きなので、そのような記事が多くなります。
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