【ジョージア】色づくラチャ・レチフミ③~ウツェラ村まで
オニ村からは、1日かけてのハイキングに出かけました。
地図を見ると、北東方面にあるウツェラ村までは日帰りで往復できそうです。
このウツェラ村まで徒歩で行ってみることにしました。
↑オニ村の外れ。
ウツェラ村までは一本の街道でつながっています。
地元の人々に話しかけられながら街道沿いを進みます。
↑街道沿いの風景。
しばらく進むと見えてくるのがガルラ川。
山々と糸杉のコントラストが絵になります。
街道沿いには落ち葉が敷き詰められたベンチがところどころにあるので、水分補給しながら進みます。
↑ガルラ川の橋。
↑ガルラ川。
↑糸杉と山々。
↑長居してしまいそうなベンチ。
またしばらく歩くと、街道はリオニ川と交差。
高台に一堂の教会が見えます。
歩いて登ることもできますが、こちらは通過しました。
↑リオニ川。
↑リオニ川に架かる橋の近くの教会。
さらに進むとナキエティ村に入っていきます。
この辺りでは、牛とともにブタの群れが多く見られました。
愛らしい子ブタは警戒心が強いので、どうしても遠巻きの撮影となってしまいます。
↑牛。
↑ブタの家族。
ナキエティ村の入口には墓地があり、こちらにも糸杉が。
糸杉は生と死を象徴する樹木です。
↑ナキエティ村入口付近。
↑墓地と糸杉。
ナキエティ村は古い家屋が目立つ山村。
門柱にはハトや木の芽をモチーフにした金属装飾がよく見られます。
↑ナキエティ村の家々。
↑特徴的な門柱の装飾。
折しも紅葉の季節、街道に覆いかぶさるように伸びた並木の枝からは落ち葉が舞ってきます。
どこか懐かしさを感じる風景。
そう考えると、懐かしさという感情は必ずしも自らの過去の体験に基づいているとは限らない気がします。
↑ナキエティ村の並木道。
↑ナキエティ村雑景。
更に進むと街道が北側に折れる場所があり、ここの崖が絶景スポットとなっています。
またここでしばしの休憩。
↑崖からの眺め。
ジョージア語に「チレリ(ჭრელი)」という単語があります。
「色とりどりの」という意味の形容詞ですが、私の拙いジョージア語の語彙のなかでは今のところ最も好きな単語です。
「チレリ」はこのような風景を形容するときに用いるのではないでしょうか。
↑紅葉真っ盛りといった感じの山。
リオニ川と並走する街道の脇には古工場も散見されます。
これもジョージアを象徴する風景だと言えるでしょう。
コンクリートブロックなどを製造する工場が多いそうです。
↑街道沿いの古工場。
目的地のウツェラ村も古民家が目立つ山村でした。
干し草を貯蔵するための小屋が印象的です。
↑ウツェラ村入口。
↑干し草の小屋。
このウツェラ村で小休止をして、元の街道を戻ることにしました。
往復で20km強のコース。
起伏は少ない平坦な道ですが、何せ距離が長いので体力が必要なコースです。
私は合計6時間かかりました。
↑ウツェラ村の風景。
一部未舗装の区間があるので、靴やボトムスは汚れてもよいものを着用する必要があります。
ペットボトルに入れた飲料水は必須と言えるでしょう。
↑道中の風景。
※色づく山々を形容する際、この「チレリ」が最適な単語かどうかはわかりません。
ゲストハウス・バラコニのロビゾン主人によると、ジョージア語には同義語がたくさんあるとのこと。
今までの印象では、「色とりどりの」をあらわす形容詞としては「ムラヴァルペロヴァニ」のほうがより使用頻度が高い気がします。
↑その「チレリ」という単語を冠したトビリシ市内のパン屋。
【ジョージア語の表記と発音】
・色とりどりの
ჭრელი(チレリ/ch'reli)
მრავალფეროვანი(ムラヴァルペロヴァニ/mravalperovani)
↑ウツェラ村。
筆者
ジョージア特派員
fujinee
ジョージアのトビリシに住んでいます。音楽や芸術が好きなので、そのような記事が多くなります。
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