【ジョージア】色づくラチャ・レチフミ④~オニ村の印象
ラチャ地方の滞在中は、一日かけてオニ村の散策も行いました。
オニ村の名所としてまずあげられるのはシナゴーグ。
オニ村にはユダヤ人居住区があり、シナゴーグがあるのです。
↑シナゴーグ。
↑シナゴーグ(別の角度から)。
オニ村のシナゴーグは1895年に建立されたそうですが、現在はユダヤ人の居住者数が減り、閉鎖されています。
シナゴーグの樋(とい)はトタン材だと思われる金属製で、装飾が施されています。
この周辺の家屋にも同様の装飾が散見されるので、これはユダヤ人居住区特有の建築様式だと思われます。
ウツェラ村にいたるまでに散見されたハトや木の芽の門柱装飾はこの周辺でも見られるので、これらも同様の建築様式かもしれません。
↑シナゴーグの樋。
↑このような装飾は周辺家屋にも目立ちます
10月の中旬はぶどうの収穫時期と重なります。
オニ村の家屋の多くにはぶどう棚があり、脚立を立てて収穫をしている村人をよく見かけました。
↑ぶどうの季節でした。
同時にこの季節は冬支度の時期でもあります。
道端では薪割りをする村人の姿の多く見かけました。
↑積まれた薪。
煙突からはもう暖炉の煙が上がり始めています。
中には干し柿を干している家屋も見られます。
↑煙突から立ち上る煙。
↑干し柿。
このようにオニ村の道端には多くの村人がたむろしているので、よく話しかけられます。
私は多少ジョージア語が理解できるようになってきたので、立ち話が15分や20分に及ぶことも。
オニ村の村人たちは気さくな人々です。
↑薪割りのために用意された木材。
オニ村には赴きがある建築が多くみられます。
特に、村の中心部にある廃ホテルの木製バルコニーは印象に残りました。
↑廃ホテルとそのバルコニー。
↑廃ホテル(別角度から)。
↑廃墟も目立ちます。
↑赴きがある門。
↑「山里」などとタイトルをつければこのまま絵画にできそうなモチーフ。
村の中心部には新しい公園があり、その脇にはレスリング(チダオバ)の道場があります。
オニ村のレスリングは有名だそうで、1988年のソウル・オリンピックの金メダリストであるダヴィト・ゴベジシヴィリ氏はこの地方の出身とのこと。
↑オニ村のレスリング道場。
1本隔てた通りには博物館があります。
ジョージア国内では有名だという画家のウチャ・ジャパリゼの作品を始めとする絵画や民具などが展示されています。
↑オニ村の博物館。
↑博物館の展示物。
村の南西の外れには、ここにも教会があります。
拝観はしませんでした。
近くにはまた古バスが。
↑オニ村の教会。
↑古バスと紅葉。
この付近の電柱は四角柱型でした。
風の抵抗を減らすために電柱を円柱型とする知恵は、世界共通ではないようです。
↑オニ村の電柱。
通りの角にある古商店の人に話しかけられて、その商店に入ってみます。
田舎の個人商店なので僅かな品揃えですが、スナック類を購入。
↑古商店。
↑スナック類を購入。
ちなみにオニ村にはコンビニやスーパーマーケットもあります。
ジョージア銀行(The Bank of Georgia)のATMも1台ありましたが、必要な所持金は町で用意していくほうがよいでしょう。
↑コンビニ「スパー」はメインストリート沿いにあります。
↑ATMはスパーの向かい側の市役所のこのドアを入ったところ。
薪割り、干し柿、古商店、そして暖炉の煙。
オニ村からもまた懐かしさを感じます。
↑オニ村の風景。
オニ村のシナゴーグ。
マップ中心部の建物がレスリング道場、廃ホテルはBaazovi通りの向かい。
博物館はこの辺り。
オニ村の教会。
コンビニ「スパー」、ATMは向かい側の市役所内。
筆者
ジョージア特派員
fujinee
ジョージアのトビリシに住んでいます。音楽や芸術が好きなので、そのような記事が多くなります。
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