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イスラエル/テルアビブ特派員ブログ がんちゃん

イスラエル・テルアビブ特派員が現地から中東地域に至るまで、旅行・観光・食事などの現地最新情報をお伝えします。

シャローム! こんにちは。
イスラエルのテルアビブに在住している、がんちゃんです。

今なお、猛威を振るうCOVID−19が収束した後に、ぜひ訪れてほしいおすすめの観光SPOTやイスラエルの最新情報をUPしていきたいと思います。


D4785315-2A9F-4054-BCE0-68C444CDAD7F_1_201_a.jpeg (イスラエル南部にあるネゲブ砂漠のラモーンクレーターを見下ろして)


さて、イスラエルでは9月7日の日の沈みとともに、ユダヤ新年を迎えました。
今年はユダヤ暦で数えると5782年になります。


E134B5E1-EBC3-492B-933B-16ACBE674B20_1_201_a.jpeg (テルアビブのビーチに日が沈む様子)


ユダヤの新年はRosh Hashana(ローシュ・ハシャナ)と言い、ユダヤ暦で数えているため毎年日付が変わるんです。
ユダヤ暦とは聖書に記されている、はじめての人アダムがこの世に誕生した日から数えているもの。
まさに人間生誕からの年数ということになります。


新年前日の街中は、日本の大晦日の前日のようにショッピングのお客さんで大にぎわいに。


国内の7~8割弱がユダヤ教徒といわれるイスラエルでは、祝祭日は家で家族と過ごすのが通例で、お店もほぼ閉まります。
食卓にご馳走を並べるための買い出しに、皆大忙しです。

221D6F84-F126-4342-8822-9A9465D735CA.jpeg (イスラエルのパン屋さんには、伝統パン「ハラー」も普段より大きなサイズが並びます)


また、新年には贈り物をしあう文化があるため、いつもより豪華にラッピングされたワインや、食器、お菓子の詰め合わせ、などを見かける機会も増える時期。
華やかなディスプレイに心が躍ります。

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93CF7C70-1D9E-4F31-B663-74C33B951207.jpeg (イスラエル発祥の「SABON」にも新年限定商品が並んでいました)


すてきな習慣として、「甘い1年になりますように」と願いを込めて、りんごと蜂蜜を食べるというものもあります。

04F58229-9527-4E73-BF89-3DEAD27D9F03_1_201_a.jpeg (イスラエルでは1年で1番、蜂蜜が売れる時期なんだとか)


私も新しい1年のいいイメージを膨らませながら、りんごを煮詰めてアップルパイを完成させました。


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(2年連続でアップルパイを食べながらの年越し)


皆さんにとって甘美な1年になりますように。


それでは、レヒットラオート!(さようなら)


By がんちゃん


2021年9月23日

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三大宗教の聖地エルサレムを有するイスラエル。そんなイスラエルで私が暮らすのは、地中海に面した近代都市テルアビブ。土地柄ダイバーシティに富んでおり、近年シリコンバレーに次いで、スタートアップも盛ん。そんなスピード感のある町でも、コンフォタブルな生き方を叶えている住民の”日常を体感できる旅”を綴ります(記載情報には変動が見込まれます。新型コロナウイルスが収束したら訪れてほしいスポットです)。


⇒続きを読む"住むように旅するイスラエル・テルアビブ"

2021年9月 9日

9月に入り、テルアビブでは朝晩にほんのり涼しさを感じるようになってきました。それでもまだ日中は気温30度の暑さが続いています。そんなことから先日、涼しさを求めてゴラン高原の麓に位置する天然のプール、「ブレハット・メシュシン」に遊びに行ってみました(ヘブライ語で「ブレハ」はプール、「メシュシン」六角形の意味)。そこには、自然が作り出したとは思えない奇妙な形の岩「柱状節理」(ちゅうじょうせつり)に囲まれた天然プールが! 有名スポットではありませんが、その絶景さが侮れない穴場スポット「ブレハット・メシュシン」についてご紹介します。


イスラエルの柱状節理


<かつては火山だったゴラン高原の山々>
ブレハット・メシュシンはテルアビブから車で北に二時間半近く、シリアとの国境の手前、ゴラン高原の麓にある「ェフディア森林保護区」の中に位置しています。このエリアに向けてテルアビブから北上してくると、それまでの褐色の大地が広がる風景から、大地に灰色の石が点在する風景へと変化していくことに気づきます。それもそのはず、ゴラン高原の多くの山は10万年〜70万年前に活動していた火山だったのです。火山石にはいろいろな種類・色がありますが、このエリアの火山石は黒っぽい色素が強い「玄武石」が中心です。そのため、このエリアでは多くの灰色の石が見られるというわけです。ちなみにこれは日本の富士山の溶岩と同じ種類で、ゴラン高原と富士山に共通点があったとは意外ですね。なお、富士山と同様、これらの山々は現在休火山となっています。


<イェフディア森林保護区をハイキング>
ブレハット・メシュシンにたどり着くには、まずイェフディア森林保護区の入り口から20分から30分ほど、下り坂のハイキングコースを歩いていきます。9月は長い乾期の終わりの時期なので、あたりは緑が豊富とは言えません。気温も32度くらい、直射日光を受けながらのハイキングは体に堪えるのですが、、、水辺の涼しさを求めてとにかくハイキングコースを歩きます。 


ゴラン高原の麓イェフディア森林保護区


降りていくにつれ、だんだんと水の流れる音が聞こえてくると同時に、周りの風景に緑がどんどん増えていくのを実感します。そして川の流れを目視できるポイントに到着するとなにやら縦状に線が入りギザギザとした表面を持つ不思議な形の岩が視界に飛び込みます。どのようにしてこのような形の岩が出来上がったのか色々と想像力を働かせているうちに、ついに目的地「ブレハットメシュシン」に到着です。


イスラエルゴラン高原の柱状節理2


<六角形のチューブ状の岩が垂れ下がる奇妙な造形>
そこには、川が開けて水が溜まった天然のプールを囲むようにして、無数の六角形のチューブ状の岩が垂れ下がって壁を作っている、なんとも不思議な光景が。天然プールではイスラエル人の家族づれが気持ちよさそうに泳いでいます。


イスラエル・ゴラン高原の麓の柱状節理3


岩の形状がなんとも奇妙で、何度もカメラのシャッターを押してしまいます。撮っても撮っても撮りたいないとはまさにこのこと。下の写真では少し近くの岩を撮ってみました。規則正しく並んだ細くて長い柱状の岩から、ゴシック建築を連想してしまうのは私だけでしょうか。


イスラエル・ゴラン高原の柱状節理3


下の写真は更にクローズアップです。人工的に作られたような岩の形状が印象的です。


イスラエル・ゴラン高原の麓の柱状節理4


余談ですが、水の中には、大きな魚がたくさん泳いでいます。川の水がきれいな証拠ですね。水の表面に岩の筋が写り、太陽の光の反射と相まって幻想的な写真となりました。


ゴラン高原麓の森林公園の天然プール


<形状の秘密は火山の噴火だった!>
どのようにして、このような奇妙な形の岩が出来上がったのでしょうか。どう考えても水の流れで削られた形ではなさそうです。その答えは、ゴラン高原の山々がかつて活火山であったことと関係していました。ブレハットメシュシンを訪れるまでその定義を知らなかったのですが、こうした岩の形状は「柱状節理(ちゅうじょうせつり)」と呼ばれており、火山の噴火時に流れ出したマグマが急激に冷却されるとできあがる形状だということです。確かによく見ると、上から下に垂れ下がるような形状をしています。ちなみに火山石が玄武石の場合、六角形の形状になりやすいということで、なるほど、ブレハット・メシュシン(ヘブライ語で「ブレハ」はプール、「メシュシン」六角形の意味)の名前の由来がそこにありました。柱状節理について更に調べてみると、なんと日本国内には18箇所もあり、 その多くが国の天然記念物に指定されています。海外では北アイルランド、スコットランド、アメリカ・アイオワ州にも柱状節理のスポットがあり、中でも北アイルランドの柱状節理は規模が壮大でユネスコ世界遺産にも登録されています。


イスラエル・ゴラン高原の麓にある柱状節理


その絶景を満喫したあとは、天然プールへ飛び込みます。暑いイスラエルの夏、直射日光の中をハイキングしてきたあとに入るプールのリフレッシュ感は本当に癖になります。


いかがでしたでしょうか。ゴラン高原の山々が火山であったこと、世界的に天然記念物や世界遺産に指定されるほどの、柱状節理と言う自然が作り出した「建築」をイスラエルでも手軽に見に行くことができることなど、意外続きの日帰り旅行となりました。イスラエルは日本の四国ほどの大きさの小さな国ですが、とてもユニークなスポットが凝縮されている面白い国だと改めて実感させられます。


テルアビブから二時間半のドライブの場所にあるので、手軽に行ける場所ではありませんが、ガリラヤ湖まで観光にくる機会があれば、立ち寄って絶対損はないスポットです。


<スポット情報>
イェフディア森林保護区ウェブサイト:http://bit.ly/2wRvaD1
オンラインパンフレット:http://bit.ly/2wRtnOx
開園時間: 夏 8:00−17:00   冬 8:00−16:00
料金:大人 22シェケル (600円ほど)



2017年9月27日
2017年8月29日
2017年3月21日
2017年2月24日
2017年2月19日
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  • 特派員プロフィール
  • テルアビブ特派員

    テルアビブ特派員
    がんちゃん
    2019年末より、イスラエル・テルアビブの駐在に帯同している専業主婦。現在は、オンラインガイドブック「もっと近くにイスラエル」https://israel.motochika.jpにて執筆の協力を行いながら、note「がんちゃん in Israel」https://note.com/ganganganchan/で自身のイスラエルの生活や情報を綴っている。趣味はワインと料理、読書にカリグラフィー。日本人から見たイスラエルへの先入観を、いい意味で覆したい、という思いで発信をしている。 DISQUS ID @disqus_ShMLVtJvOo

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