イスラエルの超豪華な成人式、バーミツバ
イスラエル人にとって結婚式と肩を並べる人生最大のパーティー、「バーミツバ」。
中世以降にヨーロッパに住むユダヤ人たちにより確立されたユダヤの伝統で、男の子は13歳、女の子は12歳になるとユダヤ社会において成人とみなされます。子供がこれらの年齢に達すると、シナゴーグで儀式が執り行われ、これをバーミツバ(男の子の場合)もしくはバットミツバ(女の子の場合)と呼びます。多くの場合こうした宗教的儀式の他に、宴会会場を貸切りたくさんののゲストを招いてのパーティーが開催されます。
今回は先日出席してきた、友人の長男ダニエル君のバーミツバ・パーティーについてレポートします。
会場に到着すると、ウェディング会場顔負けの飾り付け、演出の豪華さにまず感服。日本人の感覚では13歳を迎えた男の子のためのパーティーとはとても思えません!招待客は主役のダニエル君の同級生や学校のお友達とその家族が中心で、合計350名前後というところでしょうか。子供たちは、皆この日のためにおめかしをしています。
パーティーはまず立食形式のレセプションで始まります。しばらくしてゲストが着席しだしたころに、結婚式での新郎新婦の入場さながらの演出でダニエル君一家6名が入場。会場前方のステージに並んだところで、ゲスト達が席を立ち一家を囲みます。ダニエル君のスピーチに次いでお父さん、お母さんと3人の姉妹たちそれぞれからダニエル君へのお祝いのメッセージが読み上げられます。するとDJによる音楽が始まり、子供も大人も皆一斉に踊り出しパーティーは一気に盛り上がりを見せます。
パーティーの一部始終ノリのいい音楽がかかり続け、ゲストはダンスフロアと食事の席を何度となく往復しながら、パーティーを楽しみ、バーミツバを祝福するのです。
この間、会場前方の3面のスクリーンには、ダニエル君がスケードボード、サーフィングやカヤック、さらにはスカイダイビングをしている場面の動画が映し出されていました。これはプロによって撮影・編集されたもので、まさにセレブの動画クリップさながらの出来。この日のために、何か月も前から複数回の撮影をこなし準備してきたとのことで、演出の手の込みように驚愕です。
この日のパーティーは夜19時半に始まり、深夜0時過ぎまで続きました。お祝い事はとことん派手に楽しむイスラエルの文化を改めて実感させられたバーミツバ・パーティーでした。
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